秋の映画まつり「氷菓」

広瀬アリスが見たくて会社の帰りに行ったんだけど...
     
人いねえ〜 10分前に館内に入ったら私だけ。あとから広瀬アリス目当ての兄ちゃんと、山崎賢人目当ての彼女の付き合いのカップル。合計3組、4人だよ。そして、その人数にふさわしい映画だった...○| ̄L...
この映画、登場人物は少なくて主役の二人と、行動を共にする同級生の男の子と女の子。謎の鍵を握る図書館司書が斉藤由貴の計5人。よく「回りは良かったけど主役がミスキャストだよなあ」とか「主役は良かったけどヒロインはミスキャストだな」という映画はあるでしょ。5人全員がミスキャストという映画は珍しい。話は33年前に学校で何かがあって、いったい何があったのかその謎を解くもの。大きなイベントがあるわけではなく静かに淡々と話が進んでいくのだが、まず探偵役にインテリジェンスが感じられないというかそもそもキャラがよくわからない。主役の存在感が薄いのに対して回りの3人が濃すぎる。広瀬アリス玉木宏と共演した御手洗潔のやつは静と動で良かったのに、彼女を筆頭に3人の濃さを主役が受け止められないので終止ガチャガチャしたまま話が進んでいく。これ、同じ脚本でキャストを総入れ替えするだけでだいぶ違った印象の映画になると思う。広瀬アリスは可愛かったが、次作に期待だ