真夏の映画まつり「スクランブル」

     
ワイルドスピードのスタッフが作ったカーアクション映画。主人公はオークションで10億円以上の値がつくビンテージの自動車専門の泥棒。フェラーリの何年型とかアストンマーチンの何年型とかね。例によって盗難した車が、マフィアのボスの物、すぐにとっ捕まって殺されることになる。だが、別のギャングのボスが持っている車を盗んでくることを条件に解放される。期限は1週間。しかもマフィアのボスは車さえ手に入ったら主人公たちを殺す気満々。しかも警察にも追われることに...この盗難計画が意外に凝っていて失敗したかと思ったらそれも計算の内だったり、ところどころ出てくるカーアクションは見事だし、ヒロインのアナ・デ・アルマスはクソかわいい。
     
この人も頬骨が低い日本人好みの美女。以前も書いたが最近のヒロインは頬骨が低いんだよ。全世界で公開することを念頭に置いてこういう人を選ぶんだろうか。だがこの人は世界の美しい顔100人の10位以内に入っているので、美女の基準が変わってきているのかもしれない。この映画、ここまではいいことづくめなのだが、全体のテンポがなんとなく悪い。ラストで何回かあるどんでん返しの演出がいまいちなのがもったいない。最大の問題は主人公。たしかに二枚目なのだが、英語のわからない日本人の私から見ても演技が大根。この人はなんという俳優さんだろう。スコット・イーストウッド...クリント・イーストウッドの息子か。お父さんも若いころから上手だったわけではないので、君もがんばれ