梅雨入りビデオまつり

今回もマイナーな映画を4本観たぞ。佳作、異作、珍作、奇作の4本だ。
      1,200円
富士の樹海にまつわるオムニバス。死ぬ話ではなくて、死のうと思った人の再生の話。どれもジワっと来る話なのだが、ではこれを1,800円払って映画館で観たいかというと、テレビでもいいような。2005年の映画だが、井川遥がクソかわいい。

      1,500円
地球に送るための地下資源を掘り出している星の連絡が途絶えた。スター・トレックみたいな転送の技術があって、隔離室の中から転送をして、またそこに戻ってくる。武装した調査隊を送り込むと発狂して戻ってきて隔離室の中で撃ち合いを始めて全滅。第2次調査隊の目線で映画の本編がスタートする。地下資源だと思っていたのはこの星の生物で、それは人間に寄生する。寄生された人間は凶暴になり、その血がかかると感染する。かくて生き残りは主人公一人になり、彼も血を浴びてしまう...エイリアンの第一作のノリ。ラストはすごく凝った展開になっていてなぜかハッピーエンド。

      1,200円
遺伝子操作で生まれた6人の子ども。背中から翼が出て空を飛んだり、テレパシーを使ったり、超能力を持っている。実験施設から脱出し、山奥のロッジで共同生活をしている。ある日、一人が連れ去られて...青少年版の気の毒なX-MEN。主役の女性は有名な人なのかな。背中から翼を出すのでタンクトップを着ているので、つるぺたが目立つのが...ラストがすごい。まるで突然に連載が打ち切られた少年ジャンプのマンガのような終わり方。原作は8巻くらいあるティーンズ向けの小説らしい。シリーズ化するはずだったのが1作で終わっちゃったのかな。なにもわからないまま「ニューヨークに行こう」で終わっちゃったよ。

      1,500円
まいった。別の意味でまいった。内容をいっさい知らないで見たのでびっくりした。ポスターにもネタバレがいっさい無いのが良心的。よく見るとあるか。もう前半と後半の落差がすごい。同じ登場人物で別の映画を撮ったみたいな変わりっぷり。そうなる伏線も予感もいっさい無いので、開いた口がふさがらないとはまさにこのこと。ジョージ・クルーニーもよくこんな映画に出たな。興味がある人はあらすじや解説をいっさい読まずに見るように。会席料理を食べていたらメインディッシュにラーメンが出てきたような驚き。プライム会員ならタダなのでぜひご覧あれ。