心臓マッサージ

日本関係のニュースを話題にするタイの掲示板、それを日本語に翻訳したブログでこんなニュースがあった*1

     

  (訳注:元記事では駅員さん二人がAEDの使い方の説明を読んでいる(悩んでいる?)横で、

   タイ人女性が心臓マッサージをしている40秒ほどの動画も紹介されていました。

   難波駅の通行人の方が多数写っていましたので、ここでは静止画だけ紹介しています)


  日本を訪れたタイ人に関する良いニュースが届きました。

  5月2日、日本を旅行中だった元看護師のタイ人女性が大阪を訪れたときのことです。

  電車の乗り換えのために立ち寄った難波駅で、意識を失い地面に倒れているお年寄りに遭遇しました。

  彼女は心臓マッサージなどで救命を手伝い、結果的のこのお年寄りの生命も助かったそうです。

  彼女の名前はサクンナー・チャワシリ(Sakunna Chawasiri)さん、41歳で、

  チェンマイの病院で看護師として働いていたことがあるそうです。

  夫と息子とともに日本を旅行している際の出来事でした。

ありがとう、サクンナー・チャワシリさん。つうか関西人はなにやってたんだよ。駅員がAEDの使い方がわからなくてアタフタしている横でチャワシリさんが心臓マッサージをして蘇生させたのか。時間との勝負だからな。ただ関西人と駅員を弁護すると心臓マッサージは経験がないとできない。運転免許を持っている人は自動車学校で軽く習ったと思うが、たぶん経験者に横についていてもらって手取り足取り*2教えてもらわないとできないと思う。看護師の娘に聞くと、止まっている心臓を動かすのですごい力をかけるそうだ。それだけの力で押していいのかどうか、知識はあっても経験がないと思い切りがつかない。どのくらいの力でやるの?と枕を押して実演をしてもらったら

  私「おいおい、そんな力で押したら肋骨が折れるだろ」

  娘「折れることもあるよ」

  私「ダメだろ、肋骨を折ったら」

  娘「死ぬよりはいいでしょ」

生死がかかっているとはそういうことなんだな。あと、心肺停止の患者が出ると帰宅がすごく遅くなる。

  私「なんで患者さんが心肺停止になると帰りが遅くなるの?」

  娘「ベッドのまわりがゴミだらけになるんだ。それの片付け」

  私「最初から散らかさないようにやれよ」

  娘「一分一秒の勝負でしょ。注射器のケースとか薬やガーゼの袋とかどんどん放り投げるんだ」

うーん、その光景が目に浮かぶ。たしかにきれい好きな医者と看護師で、処置をするたびにひとつひとつ片付けて、ゴミは分別してながら捨ててたら困るな。死んでも死にきれない。「タイ人 難波駅」で検索しても「大阪難波駅のおすすめタイ料理」しか出てこないので日本ではニュースになっていないようだが、大阪市はチャワシリさんに感謝状とタコ焼きの生涯無料パスポートを贈呈するように