GWビデオまつり

      100円
なにかの映画を観たときに予告編をやっていてタイトルだけ覚えていたので観てみた。思い出した。黒川芽以が主演の日台合作映画を観たときに、同じ黒川芽以主演の映画をやってたんだな。つうかこれにも染谷将太が出ているじゃねえか。この1週間で3回も観ちゃったよ。どんだけ染谷将太が好きなんだよオレ。別に好きじゃないよ。で、この映画だが...黒川芽以が好きで好きで黒川芽以が動いてしゃべっているだけで幸せ。または染谷将太が好きで好きで(以下省略)な人以外は、どこをどう楽しめば良いのかわからなかった。


      300円
ジェームズ・キャメロン監督の洞窟パニック物。なんか、洞窟物ってストーリーが同じなんだよな。未知のすげえ深い洞窟を探検していると台風が来て水がどんどんあふれてくる。地下に降りてきた穴が使えなくなったので別の脱出口を探して進むが途中に水没した箇所を潜水してくぐらなければならない場所とか、ロープを伝って向こう側に行かなければならない場所がでてきて、それぞれの難所で一人ずつ隊員が命を落とす。途中からはずっと狭い場所になるので画も単調になる。


      1,000円
素晴らしく胸糞悪い映画。主人公は真面目で住民の信頼も厚い保安官。だがハカイダーみたいに良心回路が無い。とくにジェシカ・アルバをボコボコにしたのは許せねえよ。
     
この人も私の「頬骨理論」*1によると日本人なら誰でも好きな西洋人女性だろ。現代の科学捜査なら一人目の殺人で犯人は主人公だと判明すると思うのだが、時代設定をちょい昔にしてあるのでいとも簡単に犯行を重ねる。だがこの人の回りでこれだけ人が死ねばわかってしまうだろうに。さすがにもはやこれまでと思った主人公、自殺をするのかと思ったらただでは死なない。最後の最後までクソ野郎だった。


      1,800円
これは映画館で観たかった、文句なしの1,800円。一言でいうと「ガキンチョ版X-MEN」。不可思議な殺され方をしたお祖父さんの遺言でイギリスにあるミス・ペレグリンの屋敷を訪ねた主人公の少年。そこは異能を持って生まれてしまったために人間社会では生きられない子どもたちが暮らす場所だった。な、ここまではX-MENと一緒な。違うのはその力を正義のために役立てる気はなくて(そもそも悪を倒せるような能力でもなくて)ペレグリンの時間を操る能力で同じ1日を繰り返し生きている。後半はこの子たちの目玉を食べると永遠の命を手にできる怪物軍団との戦いになる。観て損は無い映画なのでネタバレしないように書くが、これが異能の子どもたち。
     
どういう能力を持っているか説明がなかった子がいて、怪物軍団との戦いのラストでその子の力がいちばん邪悪だったのがサプライズ。最初からこれを使えばもっと楽に勝てたんじゃねえの? 日本の映画人は「ハリウッドくらいの予算があればもっとすごい映画が作れるのに」とよく言うが、予算よりもカメラワークのノウハウが日本には無いと過去に何度か書いた。さらにこの映画を観て思うのが、ハリウッドにあって日本に無いのが演劇やミュージカルのような大がかりな舞台芸術の素養ではないだろうか。
     
空気を操る女の子の力で大昔の沈没船を浮上させるシーンだけど、フルオーケストラの重厚なBGMに乗せてこの子がふわっと回るカットなんかいくら予算があっても日本では作れない。

*1:過去に記事のどこかに書いてあるよ