北川景子「家売る女」補足

なにしろ番組が終わってすぐにレポを書くので内容の薄いこと薄いこと。週末に書いてもあれ以上は濃くならない自信があるが、それでも取りこぼした話を補足で書く。まずは演出。1話、2話の展開に比べて、3話はなんとなくまとまりの無さを感じた。当然、途中までは3つの物件の話が並行して進み、そこにしょうこお姉さんのエピソードがからむので視点がめまぐるしく変わるのはしかたないが、それはむしろこのドラマの持ち味。1話や2話でもそうだった。「1話、2話の展開に比べて、3話はなんとなくまとまりの無さを感じた」、これの既視感! 我々はこの原因を10年以上前から知っている。そう演出家が変わったのだ。エンドクレジットを見直してみたら

  猪俣隆一  第1話、第2話

  佐久間紀佳 第3話

やっぱり。この猪俣さんというのは「星の金貨」から始まって、新しい順に作品を並べると

  怪盗 山猫 (2016)

  デスノート (2015)

  THE LAST COP/ラストコップ (2015)

  ○○妻 (2015)

  明日、ママがいない (2014)

  雲の階段 (2013)

  悪夢ちゃん (2012)

  クレオパトラな女たち (2012)

  家政婦のミタ (2011)

なるほど、やっぱり「家政婦のミタ」をやってたか。対して佐久間さんは

  臨床犯罪学者 火村英生の推理 (2016)

  母さん、俺は大丈夫 (2015)

  花咲舞が黙ってない (第2期) (2015)

  地獄先生ぬ〜べ〜 (2014)

  悪夢ちゃん スペシャル (2014)

  花咲舞が黙ってない (2014)

  悪夢ちゃん The夢ovie

  35歳の高校生 (2013)

  悪夢ちゃん (2012)

「悪夢ちゃん」の連ドラ、スペシャル、映画と、まさに悪夢ちゃん監督。あの映画のガチャガチャ感はこの監督の手腕か。視聴率というのはその回の面白さより、前の回の出来が大きいのではないかと思う。その点で、来週の第4話、さらに第5話の視聴率が心配...
話は変わって、ラストでしょうこお姉さんがいた部屋。
     
この部屋、いったいどこで寝るんだ? と心配になった。もちろんこの部屋は物置にして1階や2階で寝ればいいのだが、ドラマ冒頭で間取り図が出てきた。
     
ロフトがある! 画面の左手前に見えるのがロフトに登るための階段か。これならどんなに散らかっていても寝る場所はあるのでだいじょうぶ。だがこれだけ物があったら掃除ができない。ハウスダスト、カビ、ダニの温床になってしまう。ドラマを面白くするためなので「捨てられない」でいいのだが、実際はまずは「整理する」。整理しきれないので「物を増やさない」。増やさないようにしても片付けきれないので「捨てる」。物を整理して床を露出させ掃除をしたいという動機がなければ捨てることはできない。その2ステップをすっ飛ばしていきなり捨てようとしたのが兄さんの失敗だ。でもそんなのドラマにならないけどね。
この狭小物件が2,980万円。使いづらいのでツボにはまらないと客はつかないが、中野の弥生町で大通りから少し入ったところならこの値段は悪くないと思う。第1話のだだっ広い1LDKが5,000万円。
     
駅から遠いと言っていたのでちょっと割高か。だが駅にもよる。第2話の2LDKが2,500万円、
     
墓地の隣が1,500万円。
     
この2つはお買い得だと思う。総じて、このドラマに出てくる物件は相場より安い感じがする。家を買うときはテーコー不動産に相談してみよう