命と引き替えるに値するコンテンツって何だ?

先日、「歩きスマホ」の記事を書いたが、こんなニュースがあった*1

  東京都品川区にあるりんかい線天王洲アイル駅。13日朝、都内の大学に通う20代女性がホームから転落し、

  走行中の電車にはねられ亡くなった。警視庁品川署によると、女性はスマホの画面を見ながらホームを横切るように歩いていた。

  耳にはイヤホンを付けていたという。

ううっ...亡くなった方はお気の毒だし、なによりご両親がお気の毒だ。子どもが自ら招いた不幸に遭うと親は自分を責める。「自分たちの育て方のどこがまちがっていたんだろう」、「あのときもっと子どもと膝をつき合わせて話し合っていれば」。だが、こんな事故、親はどうしようもない。先日の記事の結論で言えば、「なんでスマホを見る余裕もないほど早足で歩く、せっかちな子どもに育てなかったんだろう」くらいだ。

  2002年に全線開通したりんかい線で、ホーム内での死亡事故は、これが2件目だった。

  事故を受け、列車を運行する東京臨海高速鉄道は線内7駅のホームに「歩きスマホ 大変危険です」と

  注意を促すB2判のポスター計28枚を掲示

でもスマホの画面から目を離さない人たちだからポスターなんか見ないよな。もちろん二重ドアのホームなら防げた事故だ。だが電車のホームから落ちてしまうような人、仮に天王洲アイル駅では難を逃れたとしても、この人の人生は至る所に危険がいっぱい、長生きはできなかったと思う。合掌