こんな記事があった*1

  歩きスマホをしとる人 今日から略して『あホ』と呼んだんねん!!

近所では「歩きスマホ」だけでなく「自転車スマホ」、略して「じホ」(言葉になってねえ)もいるぞ。ただ私は歩きスマホはただの一現象であり、本質は別のところにあると思っている。

  前を向かないで歩く奴が多すぎる

もちろん歩いているあいだ、ずっとよそ見をしているわけではないよ。それはそれですごいことだから。そうではなく何かに気を取られて、いったん立ち止まればいいものをそのまま歩く。その結果、ぶつかりそうになる。つまり歩くとき進行方向から目を離すことの危険というか迷惑を想像できない人が多すぎる。それの一現象が歩きスマホなのではないかというのが私の持論だ。ここからさらに物事の根本を考えて、歩きスマホを可能にしている最近の若者の特徴が(ああ、イヤだイヤだ、ジジイの小言が始まった)

  歩く速度が遅すぎる

渋滞でトロトロ走っていたらカーナビを操作したり、脇見をすることがあるでしょ。これが一般道を80kmくらいで走っていたら*2前方から目が離せないでしょ。私のように「移動時間は人生の無駄。一分一秒でも早く目的地に着きたい」とせかせか歩いていると怖くてスマホなんか見られない。
人間が歩く速度はその国の経済成長に比例すると何かで読んだことがある。そうすると高度経済成長期に大人になった世代と、失われた20年の間に大人になった世代の差なのだろうか。そう考えるといまの若者はかわいそうだ。ここは歩きスマホくらい大目にみてやろうじゃないか。ヤクザにぶつかるとか、赤信号の交差点をそのまま踏み出すとか怖い目に遭えば自然と止めるのではないかと思う