盆と正月がいっしょに来た感じ。悪い意味で

仕事は一段落して、母親は月内に退院だが、引っ越しの準備はいまが佳境。ぜんぜん関係ないけどキャンディーズの「アン・ドゥ・トロワ」って曲があったじゃない。あれの「いまがそのとき」って良い言葉だよね。1番は「いまがそのとき ためらわないで」、2番が「いまがそのとき もう戻れない」と続く。林先生の「いつやるの? いまでしょ」と同じだけど、「いまがそのとき」なんてなかなか思いつかないフレーズだよ。7文字なんで日本語の語感としてもしっくりくる。たしか作詞は喜多條忠だったはず。
インターネットをいまはマンションタイプの光回線にしているが、引っ越しを機会に光をやめてモバイル通信タイプに変えてみる。結局、マンションタイプって建物には1GBのケーブルが来ていてもそれを分配して、さらに部屋では無線LANで飛ばしているでしょ。たいしたスピードではないんだよね。なにか落とし穴があるような気がするが(娘と女房と3人が同時に使ったときに壊滅的に遅くなるとか)、使用感はまた報告する。
ちょっと気になったニュースがあった*1

  押切もえ、「山本周五郎賞」次点で会見大荒れ! 「冗談だろ」「レベル低い」の声飛ぶ惨状に!?

べつにこの人のファンでもなんでないが、山本周五郎賞って話題作りをするような賞ではないし、大賞ではなくて次点だったので、逆に悪くは無かったんじゃないか? 湊かなえと僅差だったら立派だと思う。「今回はめずらしく話題作りに走っちゃいました」ということなのかもしれないが、ガチで次点だったとしてもそれほど驚かない。小説は一作だったら誰でも傑作が書けると言われている。アマとプロの違いは一定レベルの作品を量産できるかどうか。後が続かなかった芥川賞作家もたくさんいる。逆に湊かなえだって辻村美月だって、私のブログの過去の読書コーナーを見てもらえばわかるが、デビューしたころはこれほどの大作家になるとは思えなかった作品だった。この記事を読むと

  「その後も質問はエスカレート。『押切にマイナスの評価をした選考委員はいなかったのか』、『新人の押切が、突然候補入りしたのはなぜか。

   そこまで飛び抜けた才能があると思うか』、『今回はレベルが低かったということか』などキツイ質問も飛び交いました。

   佐々木氏によれば、選考委員全員が押切の作品を『2作目でここまで書けるのは大変な才能だ』と絶賛したそう。

   疑問点や改善した方がいい点などを指摘する人も出なかったそうで、『そんなことあり得るのか』と逆にいぶかしがる声が上がっていました」

私の疑問は、押切もえの次点より、この質問をした記者は今回の作品を読んだうえで言ってるのかだよ。これからは文芸関係の記者会見は三島由紀夫賞を取った元東大総長を代理人にしてケチョンケチョンにされるがいい。