春の映画まつり「セーラー服と機関銃−卒業−」

     
19時20分開始になっている。これなら早い時間に帰宅できる。だが映画の前に食事をする時間がない。どうせ観客は3、4人だろう。コンビニで飲み物とパンを買って上映の直前に中に入る。げっ、人が多い。30人くらいいるじゃないか。ここでパンを食べるのは恥ずかしいぞ。なぜだ、なぜなんだ、橋本環奈ちゃん。券を買うときに「水曜日はサービスデーです」と言われて1,100円だった。ようするに1,800円を払って見る映画ではないが、1,100円なら見たい映画なのか。しかも観客の半分以上は女性だ。共演の長谷川目当ての女性ファンか。私は薬師丸ひろこ版の方を見たことがないんだよね。おじさんたちは青春の思い出を美化しているが、当時の薬師丸ひろ子ってそんなに可愛くはなかったぞ。当時の水準としては中の上か上の下だったとは思うが、橋本環奈ちゃんの方がずっと可愛いぞ。私は彼女をバラエティ番組で何度か見ただけなので、ドラマを見たのは今回が初めてだったのだが

   ・背がすごく小さい

   ・大きな声を出すと声がしゃがれる

   ・鼻からあごの先端までの距離が短い

この映画、環奈ちゃんより、まわりの大人たちが物語をドライブしていくのでスクリーンに出ている時間が長い割りには長いセリフが少ない。それもあって痛い演技とかセリフが下手という印象はなかった。ストーリー自体は突っ込みどころを探せばきりがないような話なんだが、それなりに最後まで楽しめるぞ。ドラエモンと同時上映ならお子さまは大喜びするのではないか。いや、あれだけ人が死んだら子どもには見せられないか。いまから観に行く人もいないと思うので(そもそも見る手段がないと思うので)ネタバレをしちゃうけど、ラストの方で環奈ちゃんサイドの人がどんどん死ぬのだよね。あそこまで殺す必要はあったのか。
公開時はベスト10に入らなかった、惨敗だと酷評されていたが、そこそこ楽しめた映画だったぞ。小っちゃい環奈ちゃんを見たい人は映画館へ急げ。といっても上映館は少ないけどな