新・炎の三本勝負番外編「あやね遥菜に会いに行こう」

違うぞ、前回の佳苗るか編でいったん終了と書いたのに嘘はないぞ。この人はちびかわカテゴリではなく、ただ単に会ってみたかっただけ。実際のイベントは長谷川るい→さとう愛理→あやね遥菜→佳苗るかだったが、ちびかわ女優の特集として記事の順序を入れ替えただけだから。この人は2013年デビューの企画単体女優で23才。昨年の6月からマシュマロ3D+のメンバーになっている。
     
緑色のマシュマロ・メロンがあやね遥菜。よく言えば個性的、正直に言うと見る人を選ぶマシュマト3Dのメンバーにやっと普通の人が入った。同じキカタン女優でもさとう愛理や佳苗るか、あるいは昨年に会った彩城ゆりなや逢沢るるはロリ路線で需要が多いが、あやね遥菜は年相応のビジュアルなのと、昨年の3月までは大学生だったので仕事をセーブしてたのか、作品数は少ない。少ないといってもキカタン女優としては少ないということで、昨年のリリースが30数本、今年のリリースが10本を超えているので、女優はもちろんグラビアアイドルと比べても作品数はとてつもなく多いのだよね。
あやね遥菜はブログが面白い。いつも女優の側から見た撮影風景を書いていて研究資料としても価値が高い。たとえば

  人生初の女体盛りで、ワクワク♥ドキドキ♥しながらやってきました。

  初めての女体盛りで知ったこと。

  ・お醤油つけない。

  ・冷たい。

  ・激しくは動けない。

  といったところでしょうか?

  すごい貴重な体験をさせて頂いた気がします。

  女体盛りは人生に一度やるかやらないかなので、とても嬉しいと言うのは変かもしれないけれど、楽しかったです

女体盛りは人生に一度やるかやらないか...やりません。普通の人は一度もやりません。AV女優でもめったにやりません。ただ、こんなことをやらされて、こんな作品に出演することになって、こんな作品に出演しなければならないほど自分はマイナーで、とは思わないで、むしろ貴重な経験ができたとポジティブなのがこの人の特徴。上の3つはたしかにそうだ。醤油をつけるよりそのまま口に入れる方が映像的にインパクトがある。また、刺身が冷たいというのもわかる。直前まで冷蔵しておくからな。
イベントの場所は三大ぶさかわ女優のイベントがあったのと同じ店。エレベータで4階に行って、そこから5階に上がる階段が待機場所になる。今回のイベント、日曜日だが人数は少ないと予想する。それほど売れている人ではない。ただ、阿部乃みくや篠宮ゆり目当てでマシュマロ3Dのライブに行った人が同じメンバーのあやね遥菜をついでに応援するような感じではないか。そう、どんなユニットでも緑色は「ついで」なのだ。だが、人数が少ないとファンが濃い。かなりの濃さが予想される。4階から階段を上がると...階段には誰もいない。いきなり5階の会場に入る。これはかなり少ない。今回は二人一組で撮影会とサイン会。いまやっている人がいて、待っている人が3人いる。私は次の次か。いたいた、あやね遥菜さん。彼女は158cmなので特別に長身というわけではないが、いままで小さい人ばかり見てきたのと、手足が長いのですごく大きく見える。待っている間も蹴りのマネをしたりシャドーボクシングをしてみたり、やたら元気がいい人だ。客は予想どおり濃い。すごく濃い。いつものやつ。

     安座間美優北川景子<<<桜ちなみ<長谷川るい<佳苗るか<芽森しずく<ウェザーガールズ<逢沢るる<あやね遥菜<さとう愛理<<<<<<小松彩夏沢井美優<彩城ゆりな

これだけイベントに参加しても小松彩夏沢井美優のツートップの牙城を崩せたのは彩城ゆりなだけとは。そして人数が少ないイベントのもう一つの特徴。

     私以外は全員が顔見知りの常連さん

もう慣れたよ。でもそういうイベントに来てこそ意味があるんじゃないのか。あやね遥菜さん、一対一のサインのとき、ほとんど自分でしゃべっている。サイン会のとき女優さんとなにを話していいのかわからない、という人はあやね遥菜さんをお勧めする。ずっと一人でしゃべっているので客が黙っていてもだいじょうぶだ。待っている間に私の後ろに縦横にでかいデブのおっさんが来る。この人とベアだな。その後ろに二人来る。デブは3枚購入らしい。1枚がグループ撮影、2枚が並んでツーショットチェキ、3枚は水着の個人撮影。水着の撮影のときは3枚の人だけが会場に残る。つまり3枚の人は自分の番が終わっても待っていなければならない。デブが係の人に「3枚特典の撮影は何時から始まるの?」と聞くと、係の人が「えーと...」と口ごもる。するとデブが半ギレになって「残り人数を見ればわかるでしょ。何時からよ」。おいおい、こんな場所で怒るなよ。エロDVDばかり売っている店の最上階にあるイベントスペースで開催されているAV女優のイベントだぜ。ここでどんなに偉ぶっても、ここにいるだけですでに人間としてかなりダメなカテゴリに入っているんだぜ。それのレポをいま書いている私はデブのおっさんよりダメだけどな。やっと私の番が来た。
     
     
今回はデブが急かすからアップの写真を1枚も取れなかったぜ。もう2週間前なのでかなり忘れているがサイン会の会話。

  私「初めまして。お会いできてうれしいです」

  遥「あ、初めまして...ですか? 初めましてですか?」

  私「はい、初めましてです」

意外な展開。ここで突っ込まれるとは思わなかった。

  遥「初めましてー、よろしくお願いします」

  私「お土産持ってきました。LUSHのお肌セットです」

  遥「ありがとうございますー」

錦糸町LUSH、私が一番とは言わん。でもベスト20、下手するとベスト10に入っているんじゃないか? この半年で詰め合わせを7個も買ってるんだぜ。

  私「遥菜さんのブログ、面白いです。女優さんから見た撮影風景ってなかなか無いんですよね」

  遥「そうでしょ!」

そうか、この人は狙って書いていたのか。でもそれならなおさら、興味深く読んでいることを本人に直接伝えられて良かった。もうここで帰ってもいいレベル。

  私「女体盛りの感想が面白かったですよ。刺身が冷たいって、ああ、確かにねーと思いました」

  遥「あれは大変だったんですよ。かぶれちゃって」

  私「刺身で?」

  遥「お腹にワサビも置いてあったんです。そこがかぶれていまでも痕になってます」

  私「たしかにワサビはお腹に置くもんじゃ無いですよね(笑)」

  遥「でもいいんです。私はいろんなことに挑戦したいんで、あれは勲章です」

すげえー前向き。AV会の出川哲朗みたいな人だ。でもいろんなことに挑戦しすぎている。23才の女の子がお尻にフックなんか刺さない。短期間にやり尽くしちゃって引退するパターンかもしれないな。

  遥「(サインを書き始める)お名前は?」

  私「名前の代わりにメッセージを書いていただけますか? 『女体盛りは刺身が冷たい』って」

  遥「ハハハ、それ書きますか!」

  (サインを書く遥菜さん)

  私「遥菜さん、ご立派ですよね。お仕事をしながら大学を卒業されて。

    朝の5時まで撮影して大学に行ったってインタビューに書いてありましたよ」

  遥「いやいや、けっこういますよ、学校に行ってる人」

そうか、公言するかどうかは別にして大学生の女優はけっこういるのか。年令的にも大学生の19才から22才って女優がいちばん多いレンジだからな。

  遥「いまは家で英語の勉強をしてるんですよ。今度、映画に出るんで」

  私「へ?」

  遥「アメリカの映画に出るんです。それで」

  私「へー、そうなんですか。公開が楽しみです」

それが一般の映画なのか、AVなのかは失礼で聞けなかったが、

  遥「向こうの映画祭に出品するので日本で公開するかはわからないんですよ」

  私「でもすごいですね。そんなお仕事をされるなんて」

たしかに彼女は英語が堪能だ。黒人とプレイをする作品で(なんでもやる。どんな仕事も断わらない)英語で話していたもんな。もしかすると暴行されてすぐに殺されちゃう役かもしれないけどな。たとえそうだとしても、この小さな一歩は大きな一歩だ。サインが終わって握手。

  遥「ありがとうございました」

  私「ありがとうございました。なるべく長くお仕事を続けていただけるとうれしいです」

  遥「はい、ずーーーーっと続けますよ!」

なぜ「ずーっと」をこれほど強調したのかこの場ではわからなかったが、家に帰ってわかった。

  この度、彩城ゆりなは体調不良により長期休暇を取らせていただく事になりました。

  所属中のアイドルユニット、マシュマロ3d+につきましては脱退させていただく事となりました。

  関係者の皆様及びいつも応援して下さっているファンの皆様におかれましては、

  多大なご心配とご迷惑をお掛けしまして誠に申し訳ございません。

  何卒ご理解いただきました上、彩城ゆりなの復帰をお待ち下さいますようお願い申し上げます。

  株式会社マークスジャパン

復帰があるのか、このまま引退するのかはわからない。10月のイベントで彼女は「マシュマロのライブに来てくださいね」と何度も言っていたが、今回はマシュマロの話はいっさい出なかった。あやね遥菜は彩城ゆりなほどの思い入れは無いのかもしれないな。そういえば

  彩「ライブに来てくださいね」

  私「そういえば最近、メンバーが変わりましたよね」

  彩「メンバーは何度も変わってるんですよね...」

と言ったときの彼女の表情が暗かった。そのときに入ったのが今回のあやね遥菜。彩城ゆりなが脱退すると昨年の6月以前のメンバーは誰もいなくなるくらい入れ替えが多い。彩城ゆりなからすると「自分たちががんばっているのに、どんどん人気がある女優と入れ替えになる」と不満があるのかもしれないとそのときは思った。もしかすると彩城ゆりな自身が入れ替えになって、それならAVも辞めるとなったのかもしれないが知る術はない。
今回の4人でいちばん楽しみにしていたのは、あやね遥菜だったのだが、実際に会った本人は

  あまりにもあっけらかんとしすぎていて、明るすぎて、胸がときめかない

もちろん本人に会って失望はしてないよ。イメージどおりのすごく素敵な女性だった。それなのになぜか胸がときめかない。むしろちょっと控えめな佳苗るかの方がドキドキした。昨年の4人もいちばん楽しみにしていたのは逢沢るるだったのに、胸がときめいたのは彩城ゆりなだった。不思議だ。実に奥が深い。この法則を突き止めたい。この自分の心理を探求したい。私の旅はまだまだ続くのであった...*1

*1:終わりじゃなかったのかよ