新・炎の三本勝負「佳苗るかに会いに行こう」

日本三大ちびかわ女優の3人目は企画単体女優の佳苗るか。2012年デビューの23才、身長147cm、最後を飾るのにふさわしい。実にふさわしい。この企画単体女優というのがいちばんリリース本数は多くて、Wikiで見ると昨年だけで作品点数が100本近い。もう1年中、撮影をしている感じ。この人はいろいろな伝説があって

  ・両親と早くに死別して、祖母と妹と3人暮らし

  ・学校を出て介護士になったが給料が安すぎて3人の生活費や妹の学費が出せないのでAV女優になる

  ・デビュー前、大晦日に車で仕事から家に帰る途中に運転を誤って崖から落ちる

  ・車にはねられたことがある

  ・中出しに強いこだわりを持っているので血液検査を月に3回受ける

もう生きていくことが命がけの人なのだ。今回のイベントはいままでと違う。

  1枚  集合撮影+特典(生写真)

  2枚  ツーショットの撮影+サイン

  3枚  個人撮影

うーん、サインは2枚からか。1枚だと集合撮影をして写真を受け取って終わりなのか。それではブログのネタにならないではないか。これは初の2枚に挑戦するしかない。でもツーショットって...店は2年前、芽森しずくのイベントをやったアリババ秋葉原店。ここはいい。店内に並んで3人ずつカーテンの向こうに入って撮影会。いったん出て、一人ずつ入ってサイン会。つまりサイン会は事務所や店の人はいるものの、ほかの客はいない密室で行なわれる。初めて行ったのがここで、この店が私の中でのスタンダードになっていたので何人もの目にさらされるよその店に抵抗があったのだよ。アリババ秋葉原店、最高! でもここから始まったイベントレポ。巡り巡ってまたここに戻ってきたということは、もういいかげん終わりにしろという神様からのお告げではないだろうか。
カウンターで対象商品と、同じメーカーの作品をもう1枚買う。同じのを買わなくていいのは良心的。でも2枚も買わなければならないのは、佳苗るかはそこそこビッグネーム。イベントの開始が12時で、店に到着したのが15分過ぎ。私の前が10人くらい、後ろも10人くらいで合計20人弱ではないだろうか。この人は昨年の出演作品が100本といっても、パッケージに名前が出ているのは2割もない。今年でデビュー丸4年のベテランだが「知っている人が比較的多いが、知る人ぞ知る女優」なのだ。そういう人のファン層はどうなんだろうとまわりを見回すと、長谷川るいやさとう愛理より年令の幅が大きい。年配の人と、けっこう若い人が混ざっている。全体的におとなしい。そこでいつものやつ。

     安座間美優北川景子<<<桜ちなみ<長谷川るい<佳苗るか<芽森しずく<ウェザーガールズ<逢沢るる<さとう愛理<<<<<<小松彩夏沢井美優<彩城ゆりな

川菜美鈴は2人しか見ていないので除外した。また華子様は初めて参加したイベントだったのでいま見たらどう感じるかわからないので除くことにした。その企画単体女優の佳苗るか、なんと動画配信サイトのDMMが主催するDMMアワードの最優秀女優賞にノミネートした。
     
ほかの7人はみんなメーカーの専属女優か単体女優。みんなタイトルに名前が入る女優さんなのに、佳苗るかは痴漢に襲われる女子高生だったり、お兄ちゃんがムラムラしちゃった妹だったり、女優としてのカテゴリが違う。ここに入っちゃいかんだろう。プロ野球ペナントレースに実業団が混ざっているような違和感...私の番が来た。前の2人と3人でカーテンの向こうに。おおお、下着姿のるかさんが至近距離に。
     
     
     
今回でわかった。私のテクニックでは全身のショットを上手に取れない。バストショットならCanonの技術力でなんとかなる。30秒の撮影タイムが終わっていったんカーテンの外に出る。一人ずつ入って2枚以上の特典のツーショットとか個人撮影。うう、ツーショットか。私の番が来た。るかさんと並ぶ。過去のイベントで二人でハートを作るとか、手のひらを合わせるとか、いろいろなバリエーションを見てきたが「腕に抱きついていただいていいですか?」「はい!」。で、撮影したのがこれ。
     
もうなにやってんだか。母親が入院しているというのに。ちなみに、このイベントが終わってからお見舞いに行ったけどね。この写真で見るとるかさんの胸が私の腕に当たっていて、私もそれを期待したのだが、あたふたしていてよくわからなかった。もったいないことをした。ここでまたカーテンから出てサイン会。撮影会のときは本人をよく見るために眼鏡をかけるだろ。するとカメラの液晶の画像がぜんぜん見えないのだよ。老眼が入っているから。撮影しているときはピントが合っているのかいないのかまったくわからない。Canonオートフォーカスを信じるしかない。
カーテンの外で前の2人が終わるのを待っていよいよ私の番。おおお、かわええ。もうちょっとお化粧は薄い方が良かったかな。

  私「初めまして。お目にかかれてうれしいです」

  る「初めまして。ありがとうございます」

  私「おみやげを持ってきました。LUSHのお肌セットです」

  る「わー、ありがとうございます。うれしい〜!」

LUSHに告ぐ。いつでも表彰してくれていいんだよ。

  私「DMMアワード、投票しておきましたよ」

  る「あー! ありがとうございます」

  私「意気込み動画(本人の動画がアップされている)がつっかえつっかえなのが可愛かったです」

  る「ははは、本当に緊張してたんですよ」

  私「マネージャーさんはカンペを用意してくれなかったんですか?」

  る「あったんですけど、そっちばかり見てたんで、これではいけないと思ったらつっかえちゃって」

実際は可愛いどころか、見ていられないほどグダグダだった。実際に途中で見るのをやめた。

  る「お名前はどうしましょうか?」

  私「名前の代わりにメッセージを書いていただけますか?」

  る「はい、なんて?」

  私「血液検査月3回って書いていただけますか?」

  る「はははは、おかしい〜」

でも、あなたのインタビューを探してちゃんと読んでますというアピールにはなっただろ。

  私「るかさんはなにか道を究めようとしてますよね」

  る「採血をする場所が無くて両腕が痕だらけなんですよ。マネージャーが薬をやってる人みたいだって」

  私「インタビュー読みましたよ。車で崖から落っこちたことがあるとか壮絶な人生ですよね」

  る「そうなんです、あと車にはねられたことがあるし○○○○(忘れた。でもすごいことだった)とか」

   (この2つはこの時点では知らない情報だったので私は言葉を失う。だが気を取り直して)

  私「でもまだ生きているということは運がいいんですよ」

  る「はい、私は悪運が強いんです」

そうなんだよ、運が悪い壮絶なエピソードをたくさん持っている人って、運が良いのだと思う。本当に運が悪い人はそこで死んでいる。ここで店の人が「さあ」と言うのが聞こえる。終わりだな。実際に会って話をした佳苗るかさん、いろいろな点でちょうど良い。押しが強すぎず弱すぎず、明るすぎず暗すぎず。この人の作品はエグいのが多いが、本人は明るくて可愛いけどちょっと控えめで上品な女性だった。下着姿なのに上品な感じがする人ってなかなかいないぞ。そもそもふつうの人は下着姿で人前に出ないか。いいなあ、るかさんみたいな友だちとか恋人とか奥さんとか愛人がいたら人生が楽しいって。この人なら同僚でも会社に来るのが楽しいだろうな。最後に握手。

  る「ありがとうございました」

  私「ありがとうございました。なるべく長くお仕事を続けていただけるとうれしいです」

  る「はい、がんばります!」

あー、楽しかった。ツーショットは余計だったけど、良い経験ができた。さあ、本当にこれで最後にするからね