外国人訪問者数ランキングの嘘

朝のニュースにこれと同じグラフをやってた。外国人観光客が多い国のランキングだ。
     
日本への観光客が増えたといっても世界的に中間層が増えているので外国に旅行する人が増えており日本の順位は以前と変わってない。このランキングを見ると日本はまだまだですねえと辛坊さんやコメンテイターが言ってた。いまでも観光地のホテルは満杯になっているので、フランスと同じになったらビジネスマンは泊まりがけの出張ができなくなると思うのだが。そもそもフランスと日本を同列に並べてはいかんと思うのだ。さらに言えばこの表にのっているすべての国と日本は違う。日本と比較できるのはオーストラリア、ニュージーランドだと思うのだが、この2カ国は入ってないだろ。そう、よその国から陸路で来られる国と、空路や海路が必要な国を同列に見てどうする。テレビでフランス人が「ベルギーまでチョコレートを買いに行くのよ」と言ってた。女房と娘が夏にスペインに行ったときはフィンランド航空で、成田からフィンランドへ行って乗り換え。スペインに行く飛行機でフィンランドの女子高生と乗り合わせて「スペインまで海水浴に行くのよ」と言ってたそうである。国別の比較をするなら陸路と飛行機で2時間以内で移動できる国は除かないと正しい比較にならないと思う。
日本への観光客が多い国は1位の台湾に韓国、中国が続く。人口比で考えると台湾と韓国は半端ない。ミニちゃんが日本はどういう国かと聞かれて「身近な国」と答えていた。たぶん、東京と沖縄みたいな感じではないのだろうか。一人当たりの支出額は中国が1番かと思ったら1位はベトナムだった。長期滞在者が多いそうだ。その反面、観光客がいちばん多い台湾は10位以内に入ってなかった。たぶん台湾人は旅行、中国人は買い出しなのではないだろうか。台湾に行ってみたいのう