プレゼンのつかみに有効なタレントは誰だ?

先日の出来事
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K 「M14さん、ちょっといいですか?」
私 「なに?」
K 「これ見てもらえますか? プレゼンの1ページ目の自己紹介なんですよ」

  名前  ●●●●

  出身  奈良県

  血液  B型

  星座  うお座

私 「出身地はいいと思うよ。同じ県の人がいたら親近感を持つだろ。でも血液型とか星座はいらねえだろ」
K 「これはつかみですよ。どうでもいいことを書いていることのおかしさです」
私 「なるほど。じゃあ、好きなタレントも書いておく?」
K 「いいですね。それ書きましょう!」
私 「って、おい! それはふざけすぎだろう」
K 「最初に笑いが欲しいんですよ」
私 「それで俺に相談に来たのか...で、君が好きなタレントは誰なの?」
K 「おのののかです」
私 「プッ! それイイ。おのののかならだいじょうぶ。それ書こう!」
K 「そんなにいいですか?」
私 「こういうのは有名な人だとつまらないんだよ。『それがどうした?』ってなっちゃう」
K 「なるほど」
私 「かといって、マイナーなタレントだと『それ誰?』と聞いている人の注意を引きつけすぎるんだ」
K 「誰も知らないと書く意味がないですよね。笑いを取れないです」
私 「あと、絶世の美女もやめたほうがいい」
K 「なぜですか?」
私 「受講する人には女性もいるだろ。女性が嫉妬するような美人は避けた方が無難だ。北川景子とかな。いまなら広瀬すずもやめた方がいい」
K 「なるほど。意外に奥が深いんですね」
私 「その点、おのののかはちょうどいい。すごい美人でもないし、演技や歌がうまいわけでもない。だけど知名度はある」
K 「たしかにそうです。タレントとしてはすごく中途半端です」
私 「しかも名前がぜんぶひらがななのも脱力感があっていい」
K 「じゃあ、これで行きます」
私 「ただし読み上げちゃだめだぞ。君は真面目な顔でほかのことを話しているのに、後ろには『好きなタレント:おのののか』が映っている」
K 「いいですね。すごくいいです。ありがとうございました」
私 「でも君はなんでおのののかが好きなんだよ?」
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この会話をすっかり忘れていた昨日のこと。
K 「M14さん、ウケました。僕が自分の経歴を話している間、クスクス笑っているのが聞こえました」
いいのかなあ、こんなアドバイスをしちゃって