冬の映画まつり

なんの映画かよくわからないが、黒川芽以が主演だからという理由だけで行ってきた。
     
黒川芽以ってアイドルっぽいルックスなのに独特の色っぽさがあるでしょ。いまいちブレイクしないのが戸田恵梨香とイメージが85%くらいかぶってるんだよな。この映画は演劇界で有名な人の初監督だって。脱サラしてカレー屋を開店することになった夫婦。明日の開店を控えて準備に大忙しの中に、黒川芽以扮する奥さんの不倫相手が次々と店に来て大騒動になるというコメディ。しかし、これは舞台がちょうど良いのではないか。映画でこれをやるとコメディというよりコントを1時間以上にわたって見せられているような。大嫌いな新宿ピカデリーで19時15分開始。仕事を大急ぎで終わらせていったのに上映時間が70分くらい。まさにウルトラマンなみ。これで1,800円は高いだろ。ウルトラマンは1,400円で、カードもくれたぞ。1,800円で70分なら黒川芽以のサイン入りパンツをもらっても罰はあたらないレベル。ただあのドタバタをあと20分見せられても困るしなあ。9時前に終わっちゃったのでもう1本観られるか。
     
ジャングルの奥に住む食人族に捕まちゃう、ここまでが予備知識。単なるスプラッタームービーかと思ったら、ちゃんとしたストーリーがあって(しかも深い)、チリの奥地にロケもちゃんとしている、意外に真面目な映画。でも食べられちゃう。ジャングルの乱開発によって少数民族の村が消滅している。それを世界に告発するために主人公が参加するサークルがチリのジャングルに行って撮影をする。そこまでは良かったが、帰りに飛行機が墜落して食人族に捕らえられる。とりあえずデブが食われちゃう。残ったメンバーの希望は、開発隊がこの村まで来ること。つまり、自分たちが助けようとした現地人に食べられそうになって、自分たちが告発しようとした人たちに助けてもらうのを待つという皮肉。主役の女性が最近の洋画ではめずらしく可愛かった。ラストで割礼をされそうになる。