エース@元ウェザーガールズ「エースに会いに行こう」(後編)

あとはどんな話だったかなあ。「女優になりたいけど当面はバラエティ番組に出たい」、実際のところ難しいだろうなあ。週刊プレイボーイには「ビビアン・スーの再来」と書いてあったがビビアン・スーが日本でデビューしたのは10代。エースはいま24才。バラドルになるには女優以上の語学力が求められるだろ。「アタックしますけど何か」とか、Tドールズの一員だった姪っ子Uちゃんがいま東京MXテレビでレギュラーをやっている番組*1のように台湾人を前提とした役があればいいのだが。「今回のイベントについて」、お客さんが集まるのかわからなかったのと初めての撮影会が不安で昨日はよく眠れなかった。そうだよな、7人と1人ではぜんぜん違うよ。あと、ウェザーガールズのイベントってポニーキャニオンが主体でやったのがほとんどでしょ。今回のイベントもDVDの販売元が主催だし、今後は事務所だけでどこまでできるかだな。全国の有象無象のアイドルってほとんどは音楽ユニットでしょ。歌があるととりあえずは草の根的な地下活動ができるが*2、エースはいきなりテレビとか雑誌のマスメディアを狙わないといけないだろ。それがいまの事務所でできるのだろうか。うーん、前途多難だ。とりあえずは錦糸町のTOHOシネマズで上映前の前説を勝手にやるとか。紙兎ロペ*3のアニメが始まる前の時間だな。3回目くらいでつまみ出されるだろうがな。ただ、久しぶりに見たエース、容姿がまったく衰えてなく、正しく年令を重ねている。なにより日本を離れていた期間が長いのに語学力も衰えていない。むしろ上達している。エースはウェザガでいちばん日本語の勉強をしていたからなあ。これからもがんばるのだぞ。
トークが終わって握手会か。と、ここで私はたいへんなミスをしたのに気づく。撮影会は「上半身が水着のマリンルック」と書いてあったのでDVDを2枚以上買った人の特典だと思ってた。AV女優だと1枚がサイン・握手だけか、私服の撮影会。2枚が水着の撮影会。「上半身が水着」を見て2枚以上だと思っていたのでカメラを持って行かなかったのだが、なんと全員の特典だったよ。芽森しずくさんの撮影会で、私の撮影技術の拙さがよくわかったので、ブレブレのエースの水着の写真は欲しくないのだが、このブログで当日のエースの髪型を見せたかったよ...いったん引っ込んだエースが着替えて出てくる。「上半身が水着のマリンルック」で、てっきり「恋のラブサンシャイン」の衣装だと思ってたが、ふつうに水着じゃないか。下はデニムのショートパンツだが、上は布少なめのブラ。ここで確認をしておく。ここに集まっているエースのファンはまちがいなくエースに対してエロやセクシーを求めていない。だからこう言ってもいいのではないかと思う。

  エースの胸は無駄にでかい!

悪いことではない。悪いことではないのだが、この感情、この憤りを

  胸は貧相でスタイルも悪いのに演技がやたら上手なAV女優

と書けばわかってもらえるだろうか*4。DVD1枚目からこれはAV女優のイベント以上の安売りではないか。グラビアアイドルってそうなのか。華子様の写真集、ぜんぶビキニだったけどイベントは浴衣だったな。あの人は支える物がないので動くとブラがずり落ちてしまうのでイベントで水着なんか着られないけどな。エースはこのかっこで握手会をするのか。みんな前屈みになっちゃうよ。と思ったらいったん引っ込んで最初のワンピースに戻った。
舞台の上にテーブルがあり、客は舞台に上がってエースと握手をする。つまり晒し者になるわけだ。だが7人連続のウェザーガールズや勝手がわからなかったAV女優に比べると気持ちが楽だ。私の番がやってきた。

  私  「おひさしぶりです」

  エース「おひさしぶりです」

エースは私のことなんか覚えてないと思うが、この8文字で私がウェザーガールズ時代からのファンであることを伝えられるだろ。

  私  「日本に戻ってきてくださってありがとうございました。うれしかったです」

  エース「いえいえ、みなさんが私のことを覚えていてくれて本当にうれしかったです。ありがとうございます」

うっ、なんて上手な返しだ。エースの言葉に胸を打たれて自分のペースを失うという初めての経験。

  私  「『美女と男子』ずっと見てました」

  エース「ありがとうございます」

  私  「すごかったですね。NHKのドラマに出て、最後はNHKホールの舞台に立てましたね」

このあと、エースが何を言ったのか忘れてしまった。てか、さっきの一言で頭が真っ白になっていた。今回は人数も少ないので時間無制限、係の人に交代を告げられる人はいなかった。が、私の方が限界、締めに入る。

  私  「おみやげを持ってきました。これで錦糸町のTOHOシネマズで映画を見てください」

  エース「ありがとうございますー」

  私  「これからもがんばってください。応援してます」

  エース「はい、ありがとうございます」

こうして文字に起こすとなんてつまらない会話だと思うが無理無理、これが私という人間の器の小ささ。握手会が終わって2枚購入特典のツーショットの撮影。1枚購入の人はそれをぼーっと席で見ている。それが終わると3枚購入の特典で水着のツーショットの撮影。エースは着替えるために引っ込み、1枚購入の人は会場から退出させられる。あー、終わった終わった。来て良かったなあ。出口で「M14さんですか?」と声をかけたあなたはmikabazuさん。ご友人と一緒で、なんでもご友人の方が私のブログを発見したそうだ。ありがとうございます。駅までいっしょに歩く。ご友人は私のブログでAV女優のイベントに非常に興味を持ち実際に行かれたそうだ。すごく楽しかったと。そうか、こんな私でも何かの役に立っている。ただ、AV女優はイベントで本人に会うとその人への興味を急速に失うと、私と同じ感想を持たれていた。あの心理はなんなのだろうね。じゃあ、それを確かめるために彩城ゆりあのイベントに行っちゃう?
それなりに盛況で終わったエースのイベント。エースがいまもエースであること、ウェザーガールズのファンの6割が無事エースに移行したこと、新規のファンが3人いたことを確認できてよかった。グラビアアイドルってわけじゃないから、もうDVDは出ないだろうしつぎの機会はあるのかなあ。そもそもつぎにエースをテレビや雑誌で見られるのはいつなのか。でもずっと応援しているぞ

【おまけ】
ツイッターに昨日の写真がアップされた。
     
同じ日にイベントをやったグラビアアイドルや声優に、勝ってないけど負けてない!

*1:レポのために録画をしているが1回分の原稿になるだけの突っ込みどころがない

*2:それに意味があるかという点は置いておいて

*3:行ったことがない人はまったくわからない話題

*4:ソムリエ級にAVを見た人でないとわからないと思う