秋の映画まつり「武器人間」

映画というかDVDなんだけどね。この映画、観に行きたかったんだけど単館上映のレイトショーだけだったりすると、新宿とか渋谷で終わるのが23時ごろでしょ。よほど体力気力が充実していないと行けない。このころ、きっと疲れてたんだよ。てか、そこまでして観に行くような映画じゃなかったと。原題は
     
フランケンシュタインズ・アーミー」だけど「武器人間」のがいい。だいたい最近はなんでも原題どおりすぎるよ。なんで「武器人間」のがいいかは、武器人間を見てもらえばわかる。話はドイツに攻め込んだソ連兵。味方の救出にある村に行ったのだが、なにか様子がおかしい。中が実験室のように改装されていてまずはできそこないの武器人間。
     
画面が暗くてよく見えないか。手がドリルになっていて軍曹死亡。この武器人間、電線から電力を供給しているので、それを抜いたら停止。この部隊には一人だけ別の組織の人間が紛れ込んでいて(これが主人公)、本当の任務は怪しい研究をしているマッドサイエンティストを捕まえることだと知らされる。この先はどんどん変なのが出てくる。
     
両腕がでかい鎌になっているハゲ。
     
潜水服みたいなのを着た武器人間。
     
マスクが開き、これで相手の顔を挟む。
     
もうなにがなんだか。
     
顔にプロペラが付いてる。空を飛ぶわけじゃなくて、これで相手を切り裂く。
     
これが映画のポスターにもなっていたボスキャラ。両手両足に鉄の棒がついていて、口がドリル。どれも飛び道具を持っているわけではなく、動きもそれほど速くない。なので屋外ならそれほど怖くないが、建物の狭い通路なので逃げられない。部隊はつぎつぎに倒され、主人公を置いて逃げ出してしまう。主人公は建物の奥で博士と対面。ソ連の爆撃が始まり、主人公は博士に命は助けるのでソ連で研究を続けるように諭す。博士はそれを拒否し、「ワシはこの戦争を終わらせることができる。ナチスの脳と、共産主義者の脳を半分ずつ組み合わせればお互いがわかりあえるのじゃ」。その結果、できあがったのがこれ。
     
この博士の研究、いまこそ役に立てるときじゃないのか? 絶対によりヤバいものができあがるよな