真夜中に興奮する監督

こんなツイートを発見した。
      
なんだろう、これ。なぜそんなにうれしいのだろう。吉田拓郎の歌で「どうしてこんなに悲しいんだろう」というのがあったが、舞原監督にとって実写版セーラームーンがどうしてこんなにうれしいんだろう。武子くんが突っ込んでいるし。ライダーやレンジャーでも昔の作品を見てましたというコメントはうれしいのかな。それともセーラームーンだからうれしいのかな。後者だとしたらライダーやレンジャーとは違う、セーラームーンに対する監督の想いってなんだろう。ライダーやレンジャーは子ども向き(と、一部の大人向き)の定番になっていて、毎年必ず作品が作られ映画もあってイベントも開催される、フォーマットが確立された番組である。それに比べてセーラームーンの実写版は初めての試み。舞原監督自身が最初はどう作るのかわからなかったと言っていた。「不思議少女」的な内容にするのかと思っていたのだが、田崎監督がパイロット版として作った1話と2話を見て「ガチなのか」と驚いたと何かに書いてあった。そんな試行錯誤の上の難産の末に生まれた作品。さらに思ったほど視聴率が伸びなかった。土曜日の朝の子ども向きの番組ならあんなもんだろうとは思うのだが、丸山プロデューサー自身が「視聴率的は合格点をもらえなかった(うろ覚えなので文言は不正確)」と書いているので、その点は監督も共有していると思う。
だいじょうぶですよ、監督。あなたの作った作品は記録がどうあれ、私たちの記憶に残っています。それどころか、大げさではなく私の人生が変わりました。あの年に実写版に出会わなかったら自分の人生がどんなにつまらないものになっていただろうかと想像するのさえ怖いほどです。なによりあなたの作品から巣立っていった5人と1匹はいまでも活躍し、折に触れてセーラームーンを語っているではないですか。って、こんなところに書かないで本人に伝えろよってか。そんな恥ずかしいことできるかよ。
そうだ、もし北川景子がこの先なにかのまちがいで落ちぶれたときは火野レイの16年後のドラマを作ってください*1