みなさん、わかったかな。今回の問題も前問と同様に、芽森さんの職業が推理小説で言うところの「ミスディレクション」になっている。解答の前にここまでの情報を整理する。
・父親は銀行員、母親は塾の講師
・しつけが厳しく、いまだに演技とはいえテーブルの上に乗るのを躊躇って撮影が中断するほど
・勉強にも厳しく、高校生のときは学年で2番
・趣味は読書と乗馬
・本を読んだら母親に読書感想文を提出しなければならなかった
・いま読んでいる本はルワンダの歴史
これを前提にして、芽森さんのいまの職業を忘れれば導き出せる回答だと思う。ただ、こういう家庭で育った娘がなぜいまの職業を選んだのか? そこに常人では想像が及ばない溝がある。私は太田裕美の「ベージュの手帖」みたいなストーリーを勝手に想像していたのだよ*1。十月の雨の朝、寝静まる家のドアをひっそりと閉めて、背の高い青年と消えた陽子。机に残されたベージュの手帖に書いてあった言葉は「自由になりたい」。ここまでが松本隆が作詞した太田裕美の歌だが、そのあと青年とは別れてしまい、かといって家に戻るわけにもいかずコンビニのアルバイトをしていたところをスカウトされた...だって、上に書いた家庭の様子といまの芽森さんを結びつけるにはこのくらいの物語がないと無理だろう。でも違ってた...現実はそれの斜め上を行っていた。それが今回のツイートでわかった。
めもりは25才になったら引退するの
両親とのお約束なの
ふーん、そうなんだ。両親と約束したことならしかたないよね...え、え〜〜〜! ということは
芽森さん「お父さん、お母さん、私はAV女優になりたいの」
(私はもちろん、松本隆や太田裕美も想像できない親子の話し合い)
両親「わかった。そこまでやりたいならやりなさい。そのかわり25才までね」