お大事にどうぞ!

私は毎月、内科が2回、眼科が1回。それぞれの薬局に1回ずつ。歯医者が3ヶ月に1回。これだけの医療機関に行っている。痛いとか苦しいとか、なんの自覚症状もないのにだ。それはしかたないことだし、「無病息災」だと身体の異変に気づかないので、「一病息災」のがいい、つまりどこか一ヶ所くらい悪い方が自分でも気をつけるし定期的に医者にも行くので良いという人もいる。私が気になるのが、医者や薬局を出るとき「お大事にどうぞ」と言われるだろ。

  おまえに言われんでも大事にするわい!

ああ、やだやだ。こんなことにまで文句を言うのはジジイ化だよな。でもここは「ありがとうございました」ではないのか。札幌に住んでいたときに行っていた歯医者は「ありがとうございました」だったな。「ありがとうございました」だと「病気になってくれたことへの感謝」みたいだからNGなのだろうな。でもそれは考えすぎじゃないのか。私は札幌の歯医者で「ありがとうございました」と言われたときは

  医院がたくさんあるなかで、わざわざ当院を選んでいただきありがとうございました

と解釈して歯医者の心のこもった感謝の気持ちを感じたけどな。こんなのも昔は「ありがとうございました」と言ってたのが、文句をつける奴がいて「お大事に」になったんだろうな。こういう文句って「うるせえよ」と思っても「まあ、こっちの腹は痛くないし」って従っちゃうんだよね。
最近、話題になっている食品への異物の混入問題。新聞やテレビにも大々的に取り上げられているけど、マスコミはこんだけ続くのは不自然だって気がつかないのかよ。気がついてはいるけど、大企業を叩いたほうが視聴者の興味を引くから取り上げるんだろうな。もしまちがっていてもマスコミは責任を取らなくていいからな。取らなくていいわけはないんだけど、マスコミの責任を追及する機関がないからな。
それにしてもバカッターとマスゴミの組み合わせは強力だ。最強コンボと言っていい。企業はより慎重になり不必要なまでの対策をする。これが回り回って製品の価格を上げて、社員のボーナスを減らす。いままではそれでも良かったけど、生産人口も消費人口も減っていくこれからの日本はもう過剰品質には耐えられないぞ。本当に何かが入っていたら取り替えてもらうか、返品をして代金を返してもらえばいいじゃないか。いちいちバカッターに載せるなよ。載せるのは自由だが、マスコミはいちいちニュースにするな。よおし、こんど「お大事に」と言われたら「しません」と返してやる