小松彩夏「まもなく公開・横たわる彼女」

先日のコメント欄で、小松彩夏の映画のポスターがすごくチープで不安だと心配されていた。今年になって見た映画の中で良かった作品のポスターを見てみよう。それと比べれば小松彩夏の映画の完成度がある程度わかるのではないか。ちょっと早いけど今年の映画の総決算的な意味も含めてね。まずは年明けすぐの2作品だな。
     
     
どっちもいいポスターだよね。映画もよかった。「ジャッジ」は今年封切られた北川景子の映画で最低の興行収入だったと思うが物語の面白さは私はこれが一番。「小さなおうち」は原作本の装丁がベースになっているので、原作を読んだ人はすぐに目につく。ちょっと飛んで夏に観たこの2本。
     
     
どっちも映画のテーマに沿ったポスター。大泉洋は「青天の霹靂」で得をして「ささらさや」で損をした感じ。「オー・ファーザー」は主人公が「助けてくれ、オヤジ」と言うシーンはないんだけどね。助けを求められない状況の息子の危機を察したオヤジたちが救出に向かう。あとは役所広司が徹底的に薄汚れているこれ。
     
これもテーマどおりなんだけど、この役所広司の顔に引いちゃって観客動員数が減ったと思う。ここまでがメジャーどころで、ここからがマイナーながらキラッと光った映画。
     
ストーリーはもうひとひねりして欲しかったが、素直に作って素直に演じて素直に見られる小品。はやくDVD出ないかな。つぎの2作はさらにマイナーな映画だけど、ポスターにひかれて見に行った作品。
     
     
どっちもなかなかいいでしょ。有名な役者なんか集めなくってもいい映画は作れるんだよね。ポスターを作った人にありがとうと言いたい。逆にポスターに魅せられて見に行ったけど映画には魅せられなかったのがこれ。
     
私はレポで「市川由衣は脱ぎ損」と酷評したが、けっこう客は入ったらしい。このあたりを頭に入れて小松彩夏の映画のポスターを見てみよう。
     
.....まあ、とにかくがんばれ.....突っ立ってないで横たわれよ