なんと、来月に「はやぶさ2」が打ち上げられるそうだ*1。
これは胸熱だな。来年が地球スイングバイ。これはたしか地球の重力を利用してハンマー投げの要領で燃料を節約しながら加速する技術だと思った。2018年に小惑星到着。今度は小型着陸機(ドイツ・フランスの共同研究)や小型ローバー(日本製)が着陸し表面の詳細な観察を行なう。本船は地表を爆破してクレーターを作り、そこにタッチダウンして前回は持って帰れなかった岩石を採取する。原理はよくわからないが、この標本があると生命誕生の研究ができるそうだ。そして帰還が2020年。オリンピックの年だ。これまでは死ねないな、オレ。
たしか民主党の事業仕分けで消えそうになったプロジェクトではなかったっけ? ほぼ当てつけとも思えるメッセージが書いてあるぞ。
挑戦が力を生み、継続が力を深める。
力を生み、続け広げることは簡単なことではありません。
しかし、続けることでさまざまな「力」が深まります。
技術、競争、信頼、探求・・・そして日本らしさ、
これらはすべて”自身の力”に。
日本の宇宙探査ここにあり 「はやぶさ2」いざ宇宙へ。
そうそう、わかったかレンホー。採取するサンプルの価値もさることながら、挑戦することによって尊いものが得られるのだよ。二番じゃだめなんだ。一番だからこそ苦しくつらく、だけど美しい果実なんだよ。ところで、2号機は知らないが、1号機のコンピューターのOSはなんだったか知ってるか? Linux? Windows? なんと「TRON」だよ。TRONなんて死語だと思っている人も多いが、家電に内臓されているコンピューターには重宝されている。8ビットのCPUでも楽々動いてライセンスが安い。開発はPL/I(ピーエルワン、この名前を知っている人と一晩語り合いたい)の派生言語であるPL/Mだと思った。PL/Iは昔、勉強したが残念ながらそれが動く環境が身の回りになかった。いま思い出したが、私は20代のころコンピュータ言語おたくで、実務で使ったFORTRAN、COBOL、BASICはもちろん、アセンブラ、C、Pascal、LISP、LOGO、ひととおり勉強したんだよね。いちばん好きだったのはPascalとそれの製品版のDelphiだったな。いまならコンパイラやインタプリタが無料で手に入るが、インターネットはもちろんパソコン通信さえなかった時代だから環境をそろえるのにすげえ投資をしたよ。あの情熱はなんだったんだろうな。
はやぶさ2、まずは種子島から無事に発射されることを祈ろう。オリンピックの開会式のころはどのあたりを飛んでいるんだろうな