ビデオ・リサーチ(前編)

一生に一度まわってくるかもしれないもの。裁判員、視聴率調査、エボラ*1。さっき誰かが来てドアをあけたらおばさん。てっきり宗教関係かと思ったらビデオリサーチの人。正しくはビデオリサーチに雇われたバイトのおばさん。テレビ番組のアンケートをやって欲しいと。とくに拒む理由もなかったので引き受ける。お礼に1,000円の商品券。国勢調査や警察の台帳はなにもくれないが、テレビの調査は1,000円。だが...質問票が50ページもあり、どのページも番号に丸を付けるだけとはいえ1時間は軽くかかる。これは1,000円でも安い...だが、答え方によってはセーラー戦士たちの援護射撃になるじゃないか。ここでがんばらなくていつがんばるのだ。でもよく考えたら

  いまのクールは、セーラー戦士がレギュラーの番組がない

なにをがんばればいいのだ...
まずは第1問「あなたはどのテレビ番組を見ていますか。見た感じはどうですか」。自分が見たテレビ番組を2、3個思い出して書くのではない。月曜日から日曜日まで、朝5時から夜11時までの全チャンネルの番組が書いてあって、そこに

  Q1.どの程度見てますか(いつも、ときどき、たまに、見たことはない)

  Q2.どの程度好きですか(非常に好き、まあ好き、どちらかといえば嫌い、きらい、どちらともいえない)

  Q3.見た感じ、印象は(楽しい気分になる、健全な、不愉快になる、など18個の選択肢からあてはまるものすべてに○)

  Q4.今後も見たいですか(ぜひ続けて見たい、まあ続けて見たい、続けて見る気はしない、わからない)

  Q5.どの程度満足しましたか(非常に満足、まあ満足、あまり満足しない、まったく満足しない、どちらともいえない)

全番組だからこれが12ページある。めまいがするぞ。だがあまりテレビを見ない私。意外と楽だ。これを書いていてわかったが、あまりテレビを見たい人は、なんとなくテレビを見ない。そうすると高評価か見てないかのどちらかになる。
     
こんな私の回答、意味あるのか? でもこれだけテレビを見ない人が見ている番組だから、それは価値のある回答か。でも集計したら誤差になってしまうのだろうな。あと、食事をするときになんとなくテレビを付けて、消去法でそのチャンネルに合わせているときは「嫌いだけどいつも見ている」という矛盾した回答になる。テレ朝の報道ステーションなんかは

  時々見ている−きらい−不愉快になる−あまり続けて見る気はない−まったく満足しない

になる。朝の日テレのZIP!は宮崎瑠衣が好きだから高評価。あといまは見てないがズームインサタデーもいつも見ていて高評価にした。たった3年間だが、あの番組をあれほど深く見たのは私だけだろう。これはふつうの人の一生分に相当すると確信する。
(つづく)

*1:一生に一度ではなく、これが来たら一生が終わる