「LUCY」

またHEROの録画を失敗したよ...なぜだ〜 ウルトラマンもライダーもラストドクターも録画できるのに、なぜHEROだけできない? 特殊なスクランブルが出ているのか? 検事ものだけに。メナードだけに*1。というわけで、きょうは先週に見た映画のお話。
スカーレット・ヨハンソン演じる主人公は暴力とか正義だとかとはまったく無縁の一市民。ところがあるきっかけで犯罪組織に拉致され、開腹手術でお腹に新型の覚醒剤の袋を埋め込まれ運び屋になる。ところが移動中に別の組織に捕まり部屋に監禁。そこでお腹を蹴られたときに袋がやぶけ大量の覚醒剤が体内に。それが脳に作用し、通常は20%しか使っていない脳の、つまり80%の未使用部分がどんどん覚醒する...この80%があればTOEICで満点を取ったり、電車の時刻表を丸暗記できて便利そうだが、この主人公はどんどん超人的な力が発現する。それはもうありえねーってことばかり。残念ながら薬の影響で彼女の寿命は24時間しかない。その24時間で彼女はなにをするのか...
それほど期待しないで行った映画だが、非常によくできたB級映画だった。まずは主人公のスカーレット・ヨハンソン。西洋人は苦手、という人もこの人は好きになれるのではないか?
     
つうか、この人を嫌いな人っているのかよ。以前に日本人と西洋人の美人の違いで、それは「頬骨」だと書いたが、この人も頬骨があんなりない。主人公は正義感のあるヒロインではなく、不幸にも超人になってしまった。さらに24時間しか生きられないのがわかっている。さらに脳が覚醒するにしたがって、どんどん人間的な感情がなくなっていく。その主人公の悲しみが全編にわたって伝わってくる。そして、薬を取り返そうとする犯罪組織から逃れながら(戦えば勝つのだが人間的な感情が無くなっているので、めんどうなことはしない)、彼女が最後の時間を使ってすること。それが崇高すぎる。もうこの映画をみたらヨハンソンが好きになっちゃうでしょ。ああ、どこかで握手会ないかな*2

*1:ぜんぜん関係ない

*2:マイナーアイドルじゃねえから