真夏の映画まつり「思いでのマーニー」

これは予定外、もともと観に行くつもりはまったくなかった。水曜日、女房と娘がこれを観に行った。女房に「どうだった? 面白かった?」と聞いたら私にとんでもないネタばらし。

  ○○○○は●●●の△△なのよ

うおおおい、それはこの映画のオチではないか。まあ、行かないからいいけど。それにしてもそんなトリプルアクセルのオチがあるのか。それならむしろ興味がわいた。ぜひ観てみたい。ということで行ってきたよ。これはお子さま向きではないよね。去年のゼロ戦ほどではないが、男の子なら15才以上、女の子なら11才以上でないとつまらないのではないか。この4才の年令差は男のがバカだからだ。点数を5段階でつけるなら

  映像:5  ストーリー:3  声優:1

脇役の声優は良い。松嶋菜々子黒木瞳なんかエンドクレジットを観るまでわからなかったよ。主役の2人はなぜプロの声優にしなかった? 実写版のセーラームーンかよ。あれよりはだいぶマシか。ストーリーはもちろん最近に観たダメ映画に比べればはるかに良いのだが、クライマックスあたりのガチャガチャ感が好きになれない。女房が私にバラしたオチだが、出し方がうまい。ここで来るなと気がついたのが2秒前だったので、出た瞬間は息が止まった。そうなんだよ。このオチなんか映画、テレビドラマ、小説でけっこう使い古されたやつなんだが、問題は出し方なんだよな。「ええええ!」と「やっぱり!」の配分。オチを観て初めて伏線に気づく、ヒントの出し方と隠し方。それとオチの意味づけ。テキストではなくてコンテクスト。だからモップガールの設定が海外ドラマに似ていると鬼の首を取ったように騒ぐやつに腹が立つ。そんなことを気にしないでDVDを出してよ。って、結びはそれか