真夏の映画まつり「万能完全乳」

今週は割と余裕があるので、また嵐が来たときに思い残すことがないように会社の帰りに映画を見てきたよ。原作は知らないが、カバーの絵を見るともっと華奢な人のが良かったのではないか。綾瀬はるかはごっついよね。とくに上半身。とくに...しかし綾瀬はるかといい石原さとみといい、ホリプロはこの世の春だよね。だからあっこ姉さんは引退ということで。
映画はまあ可も無く不可も無く。これを偏差値50とするでしょ。すると気鋭の監督とかが「けっ、オレはもっと違うもの、オレ以外は誰も作れない映像を作るぜい」とか言って、回りの人も止められなくて作っちゃったのがミスゾンビじゃないかと。たしかにオレ以外だったらもっと面白くできるよ。でも海外で賞とか獲っちゃったから「けっ、もう誰もオレの才能を止められないぜ」と思っているだろうな。誰か止めてあげてよ。
この映画だが、冒頭は自己紹介代わりの小ネタがある。主人公の膨大な知識というか博識とセンスで謎を解くわけだ。中盤から主人公が大きな陰謀に巻き込まれていくわけ。これはよくある展開でしょ。で、むしろ最初の小ネタの方が主人公の「らしさ」が出ていて話として面白いと。これは映画より1話完結のテレビドラマのが良くないか。あと、これの原作者の本を何冊か読んだことがあるのだが、この人は「トンデモ科学」なのだよね。トンデモ心理学か。この映画でもそのトンデモぶりが遺憾なく発揮されて、そんなわけねえだろうと。原作があって、原作でもこういう話なのか、映画において松坂の見せ場を作るためにそうしたのかわからないが、そこが主人公の活躍が抑え気味になってしまっている。悪夢ちゃんもそうだったが映画ではよくあること。なお、綾瀬はるかは終止、この話の主人公のコスチュームである厚手のブレザーみたいなのを着ているので、そういう点では残念だった*1

*1:どういう点だよ