メロン記念日シングルMクリップス(1)

ドンキホーテの4階にある古本屋で300円で売ってたんだよ。300円だぜ、300円。タバコより安い。ただ、私はこのユニットをテレビで1回見ただけなのだよね。だから私にメロン記念日のことを聞かれても何も答えられない。コメント欄に「いまはどうしているんですか?」とか「オリコンで最上位にいったシングルは何ですか?」とか書かないように。タイトルからしてシングルのミュージックビデオを集めたやつなんだろうな。「1」になっているからデビュー曲から始まるのか?

    1. 甘いあなたの味

    2. 告白記念日

    3. 電話待っています

    4. This is 運命

    5. さぁ!恋人になろう

    6. 夏の夜はデインジャー

    7. 香水

これは...続けて聞くとなかなか興味深いぞ。なにが面白いって5曲目まで路線がまったく定まってない。どれかが当たると「よし、この路線で行こう!」ってなるでしょ。たぶんどれも大はずれだったんだね。なによりこのユニット、核になる可愛い子がいない*1。その割りにメイクが濃いのでアップになると怖い。おそらくモー娘とは別の方向性を打ち出したかったんだけど、つんくの力量か、この娘たちのポテンシャルかどれもうまく行かない。そして6曲目の「夏の夜はデインジャー」はつんくの原点回帰。いかにもつんくの曲になって、これはなかなかの佳作。ただ、この曲はあややが歌った方がもっとしっくりする(泣)。7曲目も同じ方向性で、このユニットがその後どうなったのか私は知らないし、今後も知ることはないだろう。
続けて聞いてみると、つんくの曲作りの方針がわかる。「まあアイドルユニットってことで100とか90は無理だけど、CDを出したりテレビで歌うのなら70を下回ってはいかんよなあ」という思いで曲を作っているのがわかる。もちろん、それを歌いこなす力量がなくて作品として70を大幅に下回っているのが多いけど。だがこのボーダーラインをまったく気にしないで「みんなで踊りながら歌えばとりあえずかっこがつくでしょ。ダンスの完成度を上げればいいのさ。あとは握手会の券を付ければ売れるでしょ」と曲を作っているのがΑκβだと思う。いまはこっちがスタンダードになっちゃってるから、とにかく最近のアイドルユニットの曲がひどい。あれなら無理に新曲を作らないで昭和の歌謡曲の隠れた名曲を今風にアレンジして歌えばいいのにと思う。このDVD、もう見ることはないと思うが、ブログの記事が1本書けたから300円は高くなかった

     

*1:ファンだった人が読んでたらゴメン