春の映画まつり「白ゆき姫殺人事件」

ゴールデンウィークから続いていた仕事は昨日でやっと終わったので、きょうは会社の帰りに映画を見てきたよ。湊かなえ原作のミステリー。この本を読んだ記憶はあるが内容はまったく思い出せない。この記憶力の弱さ、いや無さ。こと娯楽に関しては私にとって得がたい特質かもしれない。これなんかもタネがわかっているとわざわざ映画を見る必要がないほど仕掛け勝負の作品である。だが私はまったく思い出せない。映画が8割がた進行してもこの先がどうなるのかぜんぜん思い出せない。なので最後まで十分に楽しめた。映画としてはヒットしたという話も聞かない。原作の良さもあるのだが、これはけっこうお勧めできる作品だ。主役の井上真央は、基本的に私が苦手な女優なのでコメントを控えるとして、菜々緒は良かったと思うがな。貫地谷しほりはエンドロールを見るまで確信が持てなかった。この人ってこんなに横幅があったっけ? 引きこもりの役なのにごつすぎる。もうピークは過ぎて、上映館も少なくなってしまっているが、パラノーマルアクティビティよりは面白かったぞ。