「春の映画まつり」 ローン・サバイバー

コルトンのそばの小さい中華料理屋のもやしラーメンが好きだったのに店が無くなってんじゃん。気を取り直して映画館へ。これは好き嫌いが分かれる映画だなあ。「映画.com」を見ても「生涯最高の戦争映画」という人もいるし酷評している人もいるし。私はだめだったよ。戦争映画自体が嫌いだもん。「アナと雪の女王」にすればよかった。でもこの映画をおじさんが一人で見てるのってなんか悲しいじゃないか*1。日本語吹替版の方を見に行けば松たか子のファンの人が見に来たみたいで悲しさが少し薄れるのかな。それは別の意味で悲しみが漂っているよね。
さて、この映画は実話にもとづいていて、実話だけにあらすじはわかっている。Wikiによると

  2005年6月アフガニスタンの北東部山岳地帯で決行されたレッドウィング作戦でチーム10隊員がターリバーン拠点に潜入する。

  ターリバーンの主要メンバーの狙撃作戦だったが、4名のSEALs隊員が100名前後のターリバーン勢の攻撃を受け、

  マイケル・マーフィ大尉他2名が戦死、マーカス・ラトレル二等兵曹が唯一人生還する。

  救出に向かったCH-47ヘリもターリバーン勢に撃墜され、チーム10指揮官含む8人のSEALs隊員と

  8人の第160特殊作戦航空連隊隊員が死亡する、Navy SEALs創設以来最悪の出来事となった

それほど難しい作戦には思えなかったのが不幸な偶然の積み重ねで4対100の戦いになってしまう。多勢に無勢はあるのだが、山岳地帯での戦いはタリバンに一日の長がある。爽快感もカタルシスもない、痛い、とにかく痛い2時間。エンドロールで4名の隊員本人のスナップ写真が出るのだが、みんな20代なんだよね。先日に見た「永遠の0」の特攻隊員なんか10代だった。戦争なんかするもんじゃないと心から思う。

*1:それを言ったら「夏休み映画まつり」も「真冬の映画まつり」もみんな悲しいよ