真冬の映画まつり「ロボコップ」

ついに「悪夢ちゃん」の予告編が始まったよ。「ジャッジ」の主役は妻夫木、「ルームメイト」や「抱きしめたい」はダブル主役。この「悪夢ちゃん」は北川景子のガチ主役だ。もう、ももクロでもなんでも使ってヒットさせるのだ。手段は問わない。小学校の前でビラを巻くのも良し、春の社会科見学のコースに入れるのも良し、教員試験の課題にするのも良し。
さて20年ぶりのロボコップだが、基本は前作を踏襲している。テーマソングも同じ。むしろ前作との違いを書いた方がいいか。

  1.前作はアンドロイドだったが、新作はサイボーグ

  2.脳をそのまま使っているので人間時代の記憶や感情をもっている

  3.奥さんや息子(前作は娘だったか?)はお父さんがロボコップになったことを知っている

  4.脳を生かすために血液が必要。肺を持っていて、栄養も必要

人間の器官が多い分、戦闘力は前作より下だと思う。また前作はある種の「こっけいさ」を売りにしていたが、人間に近い分、そこは抑えられていたと思う。鉄腕アトムから連綿と続く人間そっくりのロボットヒーロー物は身体能力ばかりが強調されているが、私は頭脳に重点を置いても面白い話が作れるのではないかと思っていた。町中にある防犯カメラにアクセスできるとか、瞬時に物理シミュレーションを行ない一見関係ない行動が巡り巡って犯人の頭の上に金ダライが落ちてくるとか。この新ロボコップは警察の全データベースと、まさに防犯カメラの映像が頭に入っていて、そのマッチングで犯人の居場所を特定していく。おお、これだよこれ。でもよく考えるとこの作業は別に人間型のロボットでなくてもできることなので、なんで警察のコンピュータでいままでやらなかったのかと。家族がいる分、前作ほどの哀しみがないロボコップだが、旦那があのかっこで家に来られても困るよな