ソチは雪がなさすぎだろう

真央ちゃん、だめだったか。あとはフリーで最高得点を出して11位とかだったら盛り上がるんだがな。でも今回のオリンピック、最後まで楽しめたよ。前回の夏のオリンピックもそうだったが、日本人が入賞する種目が多くなった。これは金メダルを2、3個取る以上に大切なことだと思う。以前も書いたが私の思いは変わってない。アメリカや中国のように大勢でわーっと来てメダルをかっさらって行くのは品がない。韓国のように特定の種目に集中して金メダルを獲るのもセコい。日本はいつのまにか成熟した国になってしまったのだから(悪い意味ばかりでなく良い意味でも)、いろんな種目に美男美女がおしゃれに登場しておしゃれに勝ち上がりメダルは獲らずに去って行く。これこそ奥ゆかしいジャパニーズスタイルじゃないのか。その意味で今回のオリンピックは選手全員に拍手を送るよ。みんな十分におしゃれだった。上位に勝って下位に負けるカーリングなんか最高。あれぞ日本人のDNAである「判官贔屓*1。今季で引退する真央ちゃん、お疲れさまでした。日本人がフィギュアスケートでメダルを獲れる日が来るなんて私の年代の人間には夢のようです。あなたのおかげです。これもまた最後のオリンピックになった愛子ちゃん、お疲れさまでした。陳腐な表現ですが「不屈の闘志」、これはあなたのためにあった言葉でした。写真集出してください、買います。沙羅ちゃん、お疲れさまでした。原田が言いました。「記録に残るジャンパーより記憶に残るジャンパーになりたい」と。今回、メダルが獲れなかったことで、いまはじめてあなたのドラマが始まりました。できればつぎのオリンピックでも金メダルは獲らないでゆっくりドラマを完成させて欲しいです。今回の沙羅ちゃんに送られたジャンプ関係者のコメントが泣ける*2

  原田

    高梨さん自身は言い訳をしないと思うので私が代わって言い訳を。

    高梨さんの時だけ2回とも不利な追い風が吹いていたため飛距離が伸びなかった。

    踏み切りもジャンプも良かったが、運が味方しなかった

  船木

    ジャンプの内容は良かったです。

    むしろ、彼女が高い技術を持っているから悪条件の中でも100メートル飛べたと言えます

  工藤(長野オリンピックのときの「立て!立て!立ってくれ〜!」のアナウンサー)のインタビュー

    「どうでしたか、初めてのオリンピックは?」

    「これからもみんなが沙羅さんのことを応援すると思います」

    「がんばりましたね」

「メンタル面」とか「金メダルの重圧」とか見当違いのことを書いている記事が多いが真実はこうだ。むしろ4位になったのが彼女の技術。つぎのオリンピックが楽しみだ