北川景子「ルームメイト」レポ

見てきたよ。観客は私を入れて7人...21時20分スタートのレイトショーというハンディはあろうが、公開1週目でこれでは大赤字だろう。感想を一言で言うと

  惜しい

題材はいい。北川景子フカキョンのキャスティング、二人の演技も悪くない。とくにフカキョン北川景子と並ぶと芸歴の長さを感じる安定感。残念なのが真相が明らかになったあと、それまでのテンポが急に悪くなる。「えええ??? そう来る???」と真相が意外なだけに(これから映画を見ようとか、DVDが出たら見ようと思っている人は絶対に原作を読んではいかん)そのあとのもたもた感が実に惜しい。きれいにひねりを加えた宙返りをしながら着地姿勢を迷っているうちに足踏みをしてしまい大幅な減点を取られたみたいな。救いのないストーリーに少しでも明るい希望を付け足そうとして、映画として救いのないラストにしてしまったと。うう、これは北川景子フカキョンが気の毒だ。脚本家は切腹ものだろう。だが真相が明らかになるまでは面白いので二人のファンの人は観るべし。てか、見に行ってあげてよ。7人だよ、7人。
北川景子の母親役は亜美ママ。これで筒井さんはセーラー戦士のうちの二人の母親をやったわけだ。あとこの映画、最初に東映の三角マークが出てくるのよ。だけど製作は東宝で配給が東映。出資が日テレ系の読売テレビと、フジサンケイグループポニーキャニオン。この入り乱れぶりがすごいと思った。そうだ、「抱きしめたい」の予告をやってたよ。これを入れてまだ3本あるよね。そっちに期待しよう