出版業界はどこに向かうのだ

昨日、市川の本屋に探していた本があったので買った。ふつうの本屋だ。家に帰ってパラパラと見ていたら中にしおりが挟まっている。
     
「読み終えた本 買い取ります」...ちょっと待て。ブックオフならともかく、なぜふつうの本屋がこんなものを挟むのだ? それともこのしおりは店員がレジで入れたものではなかったりして。ブックオフ工作員が棚を回って片っ端から入れていったとか。まさかな。そうすると、もはや中古市場の存在は無視できなくなった。そこに売り上げを食われ続けるくらいなら一枚噛んでおいた方が得だという計算だろうか。
ともかくしおりのコードにあるサイトにアクセスしてみた*1。連絡をすれば家まで取りに来て、その場で査定をしてくれるそうだ。しかも、希望者には段ボール箱を事前に送ってくれる。古本屋に比べて高値の買い取りをするそうだ。この買い取りを提携してる書店でもやっていて*2私が行った本屋はまさにそこだったと。つまり昨日買った本をあそこに持って行くと買ってくれるわけだ。
うーん、なんかすごい時代になったぞ。病院で葬儀の受付をしているみたいなものか。たしかにアマゾンで本を買うと新品と中古両方の金額が出てきてどっちを買うかが選べる。リアルな店舗に比べて新品と中古の境がほとんど無くなっている。ところでこの会社、買い取った本をどうするのかがサイトを見てもよくわからない。当然、古本屋に卸すのだろうが昔ながらの古本屋はすでにほとんど廃業していて、残っているのはブックオフ古本市場などのチェーン店だけだ。そういうところはここより安く買っているだろうから、この会社がチェーン店に卸すのは難しいだろう。アマゾンには出品しているようだが*3、これだけで会社が成り立つのか。まだ謎が多い新業態だが、新しいサプライチェーンの予感がある。そのうち、書店の店頭で新品と中古品が並べて売られたりして。


【きょうのウェザーガールズ

     

  エース「♪梅雨明けのサインだよ、ガールズ♪」

     

  エース「♪準備OK?♪」

  観客 「エ〜ス!」

エースじゃねえよ、準備できてねえよ。史上4番目に早い関東地方の梅雨明けって、今年はまだ雨がほとんど降ってねえよ。これじゃ夏に水不足になるだろう。なんかウェザーガールズが来日してから気象記録がつぎつぎに更新されている。ミニちゃん、なぜなんだ