もう老人に席は譲らん!

地下鉄に乗っていた。前の人が降りたので席に座る。杖をついた老人が乗ってきて私の前に立った。英国紳士の私*1、すぐに席を立って「どうぞ」と席を譲った。

  「あ、いいです」

4度目だ。この2、3ヶ月で4回目だ。老人に席を譲って断わられたのは。4連敗。わかった。もう私は決心した。

  2度と老人に席は譲らない

これからは私が席を譲るのは妊婦だけだ。あと赤ちゃんを抱っこしているお母さんにも譲る。松葉杖をついている人やハンディキャップ*2がある人にも譲る。だが老人には譲らない。絶対にだ。私が老人だったら譲ってもらう。たとえその駅で降りるつもりだったとしてもだ。そして一駅だけ乗って、丁寧にお礼を言って降りてから、そーっと引き返す。それが粋というものだろう*3。もうどんなに疲れた老人が来ても私は席を譲らない。たとえ優先席であってもだ。恨むなら私ではなく、この4人を恨んでもらおう。

*1:なぜ英国?

*2:頭と顔は除く

*3:粋か?