生涯のワースト3が更新された

いま公開中の映画なのでタイトルは伏せておこう。また、映画でも本でもなるべく良いところを探してほめようという私のスタンスは理解いただいていると思う。だが、この映画だけは一言、言わせてもらう。

  これはクソだ!

いま公開中の国産ホラー映画。主演は某人気グループを卒業した人。この人の演技については何も言わん。また、仮にこの人が私の高校のクラスにいてもクラス一の可愛い子ではなかったとか、そういうことも言わん*1。この映画は脚本がクソなのだ。どうしようもなくクソなのだ。少林少女もひどかったが、あれ以下だ。卒業した例の人のテコ入れに映画を作ってよ、手軽に作れるホラーがいいんじゃない、脚本なんかテキトーでいいよ、あの子のPVみたいなもんだから。てな感じで進行したのだと思う。エンドロールでいきなり「企画 秋元某」。ああ、それを知ってたら見に行かなかったよ。いちおうサプライズが2つ用意されている。どちらもホラーでは使い古されたネタだけどね。そのカードの切り方が下手。これを上手に切るだけで印象がだいぶ変わったのに。また、ホラー映画はハッピーエンドにするなりバッドエンドにするなり、因果応報で収まり所にストンと落とすか、徹底的に不条理にするか、どちらかだと思う。この映画は中盤からふらふらして、どっちつかずのままラストを迎える。両方のエッセンスをちょっとずつ取ったもんだから感情移入できないまま終わる。最後になにかあるのかと思ってエンドロールを最後まで見ちゃったよ。これでは主役の人のファンにも勧められない映画だ。悪いことは言わん。止めた方がいい

*1:言ってるじゃないか