ウェザーガールズ「新・ウェザーガールズに会いに行こう」

私はこんなことばかりしているわけではないよ。いまから1ヶ月前、11月11日のことだ。この日は記念すべき日だったのだよ。ウェザーガールズが7月に来日したとき、日本での滞在は10月までと言ってたのだ。10月後半にデビューシングルの発売イベントが何度か開催されて台湾に帰国。以前にレポをしたイベントが私とウェザーガールズの今生の別れだと思ってたのに、11月に再来日。秋葉原での公開放送も再会。これは行くしかないだろう。10月に初めて行ったときは開演10分前で38番。今回はイベントで新しいファンが増えているかもしれないので早めに入場券を買った方がいい。開演90分前に行った。なんと53番。この1ヶ月でファンが倍に増えている。といっても53番だが。これは直前だったら立ち見だったかもしれない。昼飯を食って喫茶店で作戦を練る。きょうの目的は握手会のときに全員とコミュニケーションを成立させることだ。
4時になって入場。うう、見えねえ。前から8列目なだけなのだが、舞台が低いのでウェザーガールズが座っている状態だと、前の人の間からダラちゃんとミニちゃんの顔が見えるだけだ。このスタジオ、いちおう中央の壁にかかったディスプレイに放送が投影されるのでそこで見ることはできるのだが。後半は彼女たちが立っていることが多かったのでそれなりに見えた。でもこれでいいのだ。私は最前列で見られてもちっともうれしくない。この会場が満員になることこそ私の喜び。この日は私の後ろに3列くらいあったので70人くらいが入ったようだ。でも入場料が1,000円だから7万円...
しかし、この番組はおもしろいなあ。日本のテレビ界が何十年に渡って開発したバラエティのフォーマットを異国人のウェザーガールズ追体験する形になっている。日本のことを7割くらいはわかっている外国人が、残りの3割に触れたときの驚きとか戸惑いをうまく笑いに変えている。十分にテレビで放送できる内容なのに惜しい。
さて放送が終わって握手会。さすがこの人数だと自分の番が来るまで時間がかかる。スタジオは地下1界で、ウェザーガールズがいるのが1階のロビー。スタジオから階段を経て彼女たちが待つところまで列。中間の踊り場まで来ると声が聞こえる。とにかくみんな声がでかい。隣の声にかきけされないようにするために客も声がでかくなる。おそらく日本でいちばん騒々しい握手会だと思う。やっと私の番が来た。がんばれ自分。1番目は月曜日ガールのハイ・ジャン。前日のブログにダイエットの目標が40kgだと書いてあったので、それは痩せすぎだと伝えよう。

     

  「40kgは痩せすぎです。せめて45kgくらいでどうでしょう」

  「45kgちがいます。40kgです」

この後は活字にできないくらいグダグダの会話になって終了...つぎは火曜日ガールのエース。彼女は3日くらい前にアレルギーになって医者に行ったと書いてあった。

     

  「アレルギーはだいじょうぶですか?」

  「は〜い、もうよくなりました」(腕を私に見せる)

  「なにか変なものを食べちゃいましたか」

  「わからなーい、ぜんぜんわからなーい」

でもこのアレルギーネタ、きょうは50人の人から言われたと思う。つぎは過去2回失敗しているダラちゃん。

     

  「日本は寒いですか?」

  「だいじょうぶでーす」

  「コート買いました?」

  「はーい」

  「風邪引かないように気をつけてくださいね」

  「あなたも風邪を引かないように気をつけてくださーい」

おお、初めてダラちゃんと会話が成立した。よし、この調子で最後まで行くぞ。だがつぎは話題が思いつかなかったミアちゃん。こういうときはとにかくほめるのだ。

     

  「先月の大阪のイベントで、ミアさんを初めて見た大阪の人がみんな

   『ミアさんはきれいだ』『ミアさんは美人だ』って言ってましたよ」

   (みんなかどうかわからないが掲示板に書き込みが多かったのだ)

  「えー、ホントですかあー(笑)」

最後のは極めて日本的な表現だが、英語の「really?」なので出てきやすいのだと思う。つぎはミニちゃん。聞きたいことはミニちゃんに聞けばいい。

     

  「日本にいるのは10月までと聞いてたので、また会えてうれしいです」

  「はーい」

  「今回はいつまで日本にいるんですか?」

  「仕事の都合なのでまだわからないです」

   (ミニちゃんの真面目な受け答えにちょっとひるむ)

   (雪を見たことがないので北海道で雪が見たいと言ってたので)

  「そうですか。北海道で雪が見られるといいですね」

  「仕事の都合なのでわからないです」

なんかミニちゃんを困らせちゃったみたい。オレのバカバカ。でもミニちゃんは本当に真面目な子だなあ。彼女がいるのでグループ全体が締まって、ハイ・ジャンやエースのおバカキャラが引き立っているんだよな。つぎは土曜日ガール、唯一の芸能人のユミちゃん。

     

  「ネットでユミさんが出ていたドラマを見ました」

  「ありがとうございます」

  「あのころは顔がまん丸でしたね」

  「がんばります」

微妙にすれ違う心。でも私の話も内容がねえから。最後はニューニューちゃん。もう限界。

     

  「日本は寒いですか?」

  「いまは暑いです(笑)」

みんなホントに愛嬌があってスレてなくて感じがいいなあ。なにより7人もいるのにギャグマンガでもなかなか無いくらいそれぞれのキャラが立っている。お調子者のハイ・ジャン、不思議ちゃんのエース、泣き虫の妹キャラのダラ、派手な姉さんのミア、しっかり者のミニ、天然だがキレると怖いユミ、やんちゃな末っ子のニューニュー。つぎの日曜日が最終回なんてホントにもったいない。最終回...うう、どうしようか