2分間スピーチが終わり次の出し物はなんだ? しかし、いくらお笑いタレントのMCが付いているとは言え、観客を小一時間楽しませることができるアイドルはそうそういない。1枚のCDを買っただけで1時間笑えて全員と握手とお話ができる*1。あいかわらずウェザーガールズのコストパフォーマンスは高い。Ακβとも寒流とも違う。むしろドリフターズの側にいるアイドル。だがこれでいいのか?
石井「(日本で売れるために)みなさんリアクションの勉強はしましたか?」
ニウ「え?」
ミニ「リアクション?」
ミア「アクション・ですか?」
秋山「アクションは僕らは教えられないんでね」
石井「リアクションも日本の大事な伝統芸能なんです」
秋山「僕らの事務所にはリアクションの神様と言われる出川哲朗という大先輩がいるので」
WG「はああ」
秋山「きょうはみなさんに出川哲朗イズムを教えたいと思います」
石井「で・が・わ・て・つ・ろ・う」
WG「は〜〜い」
とんちんかんな会話が続く。ウェザーガールズは母国語と同じくらい英語が達者なので、逆に「リアクション」みたいな日本語化した英語が通じない。彼女たちには「reaction」と言わないとわからない。私は握手会のとき「ヘアスタイル」が通じなかった。
石井「箱の中身はなんでしょう〜!」
観客「うおおおおおお」「ワハハ」
石井「いまからやるゲームなんですけど」
エス「game?」
石井「日本ではみんな知ってる。知らない人は誰もいない」
WG「え〜〜〜」
石井「これができればバラエティに絶対に出られるから」
WG「え〜〜〜」
秋山「これができれば売れるから」
ミニ「はい」
秋山「うちの事務所の出川哲朗って先輩はこれしかないんだから」(観客笑い)
石井「みんなテレビ出たいでしょ?」
ミニ「出たい!」
ニウ「出たい!」
秋山「これを覚えておきましょう」
WG「はい!」
何も知らない台湾人をだます悪いMC。
ハイ「そ・れ・は・食べ物ですか?」
石井「食べ物の可能性もある」
秋山「生き物のこともある」
WG「えーーー」
ミニ「動きますか?」
秋山「動くし、噛むし」
ミニ「噛む?」
秋山「なめるし」
ミニ「アイドルは・けが・だめ」
ニウ「マネージャーが怒る」
アイドルだけじゃない。俳優でも公務員でも怪我はダメだ。
秋山「日本のアイドルはみんなやってるから」
WG「えーーー?」
エス「だめよ」
秋山「くまきりあさみさんの全盛期なんかこれしかやってなかったから」
エス「うう、こわい」
一流のアイドルはしないけどな。さっそく箱が出てくる。客席側は開いていて、固定カメラで横のスクリーンに映し出される。最初の品物はタワシ。
観客「うわああああ」
観客「ヤバイ!」
観客「ギャアアア」
観客「ヤバイよヤバイよ」
協力的すぎるだろ、観客。テレビで放送しているわけでもないのに、みんななんでそこまでがんばる? ウェザーガールズが客席に問いかける。
ハイ「き・け・ん・ですか?」
ニウ「ど・ぶ・つ・ですか?(動物ですか?)」
ミニ「あぶないですか?」
当てる人以外は見てもいいことになっており、恐る恐る入れる手を横から押したり、前から手を入れて動かしたり大騒ぎ。
ダラ たわし
ユミ グミ
ハイジャン 水風船
ここまでの流れで危ないものではないとわかったので、ニューニューはがっつり触ってすぐに回答。
ニューニュー ぶどう
ニウ「わかった! .....でも日本語わかんない」(観客爆笑)
ミニ「な・に・いいたいですか?」
(中国語で伝える)
ミニ「ぶど?」
おもしれえ。深夜の3時ごろでいいからウェザーガールズに番組を持たせてやってよ。芸人の楽屋話よりぜったいに面白いよ。
ミア 軍手
エース こんにゃく
順番は真ん中へんだったけどミニちゃんが面白かった。中身はミニちゃんの私物のクマのポーチ。横から出したエースちゃんの手をミニちゃんが叩く。