北川景子「a kumu-chan」レポ

前回の最後で無理に笑うことをやめた北川景子。Leo16さんが「女王の教室」の天海祐希との比較をちょっとされているが、天海先生は怖い先生。それに比べて北川先生は

  ただの怒りっぽい先生

のように見える。

  【きょうの名シーン1】

     

  「学校で教わることの自由とはむしろわかることではなく

   自分の中にわからないと思うことを増やすことです」

これは正しい。日常会話では「教養=物知り」となっているが、教養と物知りは違う。教養とは知識をたくさん蓄えることではなく、知の地平を知っていることだ。自分の知識のはるか向こう、自分の知らないことの荒野の先に人類が築き上げてきた知の地平線がうっすらと見えている。それが教養だと思う。図書館にたとえれば、読んだ本がたくさんある人が物知り。教養とは図書館のラックの配置がわかっていて、それぞれのコーナーにどのくらい蔵書があるかがわかっている。これを知っていても模擬試験の偏差値は上がらないけど。北川景子のこの発言は正しい。ただし、小学生相手に言っても無駄だ。

  【きょうの名シーン2】

  悪夢「彩未先生がおかしくなっちゃった...」

     

  優香「おかしい?...フッ、ごめん、私の中でそれはふつうだけど」

「彩未先生」を「北川景子」に入れ替えると、我々ファンがこの10年間、繰り返し繰り返し思ってきたことだな。だが「それはふつうだけど」と答えてくれる養護の先生はいなかったから「...それも北川景子だ...うん、そうなんだ...そういうことにしよう」と自分を納得させ続けた問いかけだ。これからもそうなんだろう...

  【きょうの名シーン3】

  生徒「先生、おじゃましてま〜す!」

     

  景子「ほんとに邪魔してるという自覚はあるの?!」

邪魔だと思うなら来るな、つまらない物なら渡すな、失礼ですがと思うなら話しかけるなってか。その点では「お邪魔します」より「邪魔するぞ」のが正しい言い方に思えてきた。今度、ウェザーガールズに会ったら教えてあげよう*1

  【きょうの名シーン4】

     

     

  母親「綾乃が世界中の人から嫌われてもお母さんだけは味方です」

北川景子を陥れようと嘘をついていた子ども。それがバレて机の上に山のように積まれたほかの生徒たちからの誹謗中傷のメモ。それを鷲掴みにして、代わりに母親からの手紙を渡す北川景子。今回はガクトが原因で問題が起きてガクトが解決したが、やることはちゃんとやっていた北川景子。「お母さんだけは味方です」...どうか全国のお母さんとお父さんはお子さんにこれを伝えてあげて欲しい。だがいくら味方でも悪いことは悪いと叱って、いっしょに謝ってあげてね。ついでに我々は北川景子がサバを一口で食おうが、鼻の穴にタバコをさして吸おうが、焼き肉とラーメンと餃子を一気食いしようが、いつも北川景子の味方であることをあらためて宣言しよう。
ラストで判明するブログの書き手。
     
そうか、1話完結で子どもの問題を解決する。そして全話を通じて北川景子自身の心の問題を解決するのがこのドラマの構造なのか。って、それ第1話でわかっていたか。

  【おまけ】

      AVにあった

      ガクトの「悪霊退散!」

      来週は北川景子の口から9年ぶりの「悪霊退散!」

      変な生き物の声はももクロの子

じゃあ、また来週

*1:よせ!