昭和歌謡大全集

グループサウンズブームの後期のころの歌だったと思うが、なんとなく耳に残っている曲が2つあった。♪僕の魂、君にあげよう〜♪という歌と♪それでいいじゃないか、愛しているなら♪。てっきにモップスの歌だと思って探したら見つからない。ちなみにモップスのヒット曲「たどりついたらいつも雨降り」の作詞・作曲は吉田拓郎先生ね。アルバム「元気です」の中に拓郎が歌うこの曲が入っている。さて、モップスでないなら誰が歌ってたんだ。いつものように歌詞でググったらヒット。ザ・ゴールデン・カップスだった。古すぎて知らないと思うがまずは聞いていただこう。
     
この曲のすごいのがサビをメインボーカルのデイブ平尾ではなくてドラムスの人が歌うところだな。Wikiで調べたらデイブ平尾さんは他界されていたのか。合掌。このグループの芸名がすごいぞ。デイブ平尾、エディ藩、ルイズルイス加部、ケネス伊藤、マモル・マヌー。ケネス伊藤以外はふつうの日本人だから。柳ジョージゴダイゴミッキー吉野も在籍していたことがある。この曲「愛する君に」、いま聞いても古さは感じないでしょ。この後に続く70年代のフォークソング、80年代のニューミュージック、90年代のJ-POPへの流れを感じさせるよね。このグループはむしろ「長い髪の少女」で有名だが、Wikiによるとオリコン14位で35万枚だって。35万枚でオリコン14位だぜ。どんだけレコードが売れてたんだよ。
もう片方の曲も同じくザ・ゴールデン・カップスだった。映像はないが曲はこれ。
     
とにかくこのころの曲は短い。真ん中に穴が開いている45回転のレコードだから最長で3分。どちらの曲も2分半だ。いまなら1番と2番をフルコーラス、間奏が入ってもう一度サビ、つづいて新しいパートが入って最後にAパートをもう一度歌って5分ってとこでしょ。このころの曲ならスーパーの隅っこのワゴンで「ザ・ゴールデン・カップス大全集」980円とかで売ってるかもね