便利な時代になったものだ

「昔はよかった」と言う人はいつの時代にもいるものだ。だが21世紀を生きて幸せに思うこともある。タイトルも歌っている人もわからない曲がある。覚えている歌詞をGoogleで検索すると、この日本のどこかに、今回は日本じゃなかったが、その曲を話題にしている記事が見つかる。あとはYouTubeにタイトルや歌手を入れると(以下、略)その記事は提供元ではなくて素人が書いたもの。その人も自分の記事が誰かの役に立ったとはいまも気がついてないだろう。ありがたいことだ。私の記事も誰かの役に立っていればいいのだが。
もともとは素人が作った動画のBGMに使われていた曲だ。曲名も書いてないので「もう誰も語らない二人の物語」で検索したら中国のサイトがヒットした。この人はよほど気に入ったのか、日本語、ローマ字、読み仮名付き漢字、英訳、時間ごとの歌詞、誰がどこを歌うかの進行表まで載せている*1。ありがとう、中国の人。アニメの主題歌か挿入歌らしが、最初にこの曲を聞いたとき、女性二人とバックコーラスの組み合わせだと思っていた。動画を見てびっくりした。
     
イントロはバックコーラスだが、本編でバックコーラスだと思っていた歌声は3人目の女性、向かって左側の女性だったのか。彼女のマイクだけエコーが入っているのでコーラスのように聞こえる。こういうやり方ってあるのか。ほかのグループでも見たことある? この人たちは有名な人なのかな。アニメといっしょに輸出されて海外公演もかなりやっているみたいだ。それにしてもみんな歌が上手。ライブでCD音源と遜色なく歌えるのがすごい。3分40秒あたりの「さ〜よ〜な〜ら〜」と絶叫するところなんか自称ミュージシャンではおっかなくてできないだろう。女の子がおおぜい出てきて踊りながら歌うのもいいだろう。異国の足の長い女性が踊りながら歌うのもいいだろう。バンドがひたすら怒鳴り観客が前でノっているのもいいだろう。私は好きではないが否定はしない。だがそれはショーであって音楽ではない。音楽は聴くものだ。「歌謡」というくらいだから、曲に乗せて詩を吟じるものだ。こういうユニットがあって、それを支持している人たちがいるのがうれしい。ところでこの人たち誰っ(`Д´)!!!!