レイブルってなんだ?

レイブルとは「レイトブルーマー」の略だそうだ。

  新呼称の提案は大阪府が若者の雇用機会創出を目指す事業の一環で実施。

  レイブルは「レイトブルーマー」の略で「遅咲き」の意味。

  マイナスイメージの強いニートに代わる新たな呼称として発信し、

  就労を後押ししていく構えだ*1

これ以上、変な言葉を増やすな。日本語にはもともとニートを表わす言葉があるではないか。

  家事手伝い

私が子どものころ、テレビで素人が出てきて歌ったりクイズをやったりする番組があると、そこに出てくる20代の女性のうち半数近くは家事手伝いだったような気がする。その女性に対して司会者が「あなたは勤労意欲が無いんですか?」などと野暮なことを聞くことはなかった。家事手伝いは日本社会において公認の未就労者なのだ。だからニートの諸君は、外に出て働けないならネットやゲームばかりやってないで、せめて家事をしろ。君の代わりに働きに行っているお母さんのために、掃除、洗濯、食事をすべて引き受けたまえ。それさえしない子どものための呼称が日本には昔からあるぞ。

  穀潰し(ごくつぶし)

こちらは親が子どもを指して言うときの呼称で、自分では名乗れない。「千葉県から来ました○○です。22才、家事手伝いです」とは言えるが、「千葉県から来ました○○です。22才、穀潰しです」とは言えない。これなら、いまで言うニートにも序列ができるだろう。ニートよ、穀潰しの諸君よ。まずは家事手伝いをめざせ。家事に慣れてきて余裕ができたら封筒貼りとか雑誌の付録の袋詰めとか内職をして家計を助けよう。学力はあるが社会に不適応ならテストの採点のが単価が高い。家事は実際にやってみるとかなりの重労働。飯もうまくなるしダイエットにもなる。「穀潰し」から「家事手伝い」に昇格するのだ。完全にお母さんの代わりになれれば社会的に完全に認知されたステータスである「主婦」や「主夫」という呼称に変わる。レイブルよりこっちのが目標がはっきりしていて、なにより暖かい。がんばれ、全国の穀潰し!