泉家のおせちを見て考えた

10時に起きたら娘はとっくに出勤していて、女房は娘といっしょに雑煮を食べたので、テレビを見ながら一人でお正月。それにしても

  

  泉家のおせちが怖ろしく豪華な件*1

よほどの金持ちか由緒ある家柄なのか、それとも京都の家はみんなこんな感じなのだろうか。
京都で思い出したけど、橋本市長が知事時代に「大阪を副首都に」と言ってたじゃない? たしかにいま東京に巨大地震が来たら日本そのものが麻痺してしまうので首都機能を分散するのは必要だと思う。ただ大阪というのはどうなんだろう。東京と大阪は太平洋に港を持つ同じ臨界都市。同じタイプの都市を副首都にするのは反対だ。そもそも副首都って何だという議論から入らなければならないのだが、東京が持っているものは、立法の中心である国会議事堂、行政の中心である官庁、司法の最高峰である最高裁判所、なにかの中心の皇居、そして経済の中心である企業の本社。この中でいちばん最後の経済の中心を移すのはそれぞれの企業の考え方があるでしょ。それに数が多い。ところが最初の4つは力ずくで移せるのではないか? そして官庁のそばに本社があった方が良いと思う企業はついていけば良いし、その必要はない企業は東京に残るか、この機会にどこかに移転すれば良い。ここまで来ると副首都を作るというより遷都になってしまうか。でも、仮に「きょうから大阪が副首都です」と言っても、なにも変わらないだろう。
そう考えると、3権の長と皇居は海のそばにある必要はまったくない。で、私は東京や大阪とはまったく違うタイプの都市、内陸にある京都か札幌がいいと思う。京都は暑すぎる、札幌は寒すぎるという難点はあるが、どちらも都市のインフラは整っており、観光都市なので大きなイベントに耐えられる。どちらも山に囲まれて首都の防衛がしやすい。過去に壊滅的な自然災害は無かったように思う。少なくとも津波の心配はない。
京都なら隣接する大阪が都市機能を補完することになり、首都が京都・副首都が大阪という位置づけに自動的になる。札幌は土地がいくらでもあるので近代都市を丸々1個、作ることも可能。国会議員の先生方は冬の間、雪に閉じ込められて国政に集中してもらいたい。どちらもそれぞれ魅力的な案だと思うがどうだろう。いっそ、TPPなんかやめて100年くらい鎖国をするのがいまの日本にはいちがん良いと思うのだが。