北川景子「大女優への道」

しかし、どうしようもない雑誌だな、週刊実話。これならまだβUβUκAのが一本通った筋を感じる。アホな記事であることの書き手の恥じらいと、それを吹っ切ろうとするアングラパワーがある。それに対して実話はひたすらゴシップとエロで紙面を埋めていく。紋切り型の文章には対象への愛はなく暴力さえ感じる。逆にこの手の雑誌にも名前が出るというのが、北川景子がメジャーになった証なわけだ。
いちばん上の写真に出ている、見出しの大きさからこの号での最大のネタ。結論から言うと、北川景子の盗撮映像が裏ルートで出回っているそうだ。ただでかい見出しで釣ったわりに、断定はしてないものの本人ではないと匂わせている。長々と書いている関係ない内容の中でこんなのがあった。

  売れっ子だからしかたありませんが本人はかなり疲れている。

   (中略)

  その北川が疲労回復のために愛用しているのが、番長・清原で有名になったニンニク注射。

  2週間に1回の割合でやっているそうです

そうなんだ。焼肉・ラーメン・餃子だけでは足りずにニンニク注射。記事は過去の男性遍歴の解説に移り

  陰では「女優界の女番長・清原」と呼ばれているそうです

誰が呼んでいるんだよ。どう見てもそれだけの影響力がないだろ。根は引きこもりだし。そういえば初の主演映画「チェリーパイ」の役名が「キヨハラ」だったね。そして

  いまの彼女が狙っている獲物は「くりぃむしちゅー」の有田です

なんでグレードが下がる? なぜそこへ行く? そうか、過去の男性は映画やドラマの宣伝のために事務所が流したデマ。有田こそ北川景子がガチで狙う相手か。それはそれで北川景子らしい。
もう一つ記事があり、こっちのが面白い。以前、「今月に読んだ本」でも紹介した「謎解きはディナーのあとで*1がフジテレビでドラマ化されるらしい。そのヒロイン(大金持ちの令嬢の刑事)に北川景子の名前があがっているらしい。私はもっと気の弱そうな女性、華子様でない方の多○○華子がいいと思うのだが、こっちはデカワンコのイメージが強すぎか。でも、もし実現すれば楽しみだ。なによりグダグダな脚本だった「LADY」と違い、こちらはしっかりした原作がある。ところが北川景子でだいじょうぶかという声が上がる危惧があるという。

  というのも北川が主役のミステリーで今年1月に放送された「最後の犯罪ファイル」が

  8.7%とコケているからである

かましい、あれは脚本と共演の男優の問題だと言ってるだろうが。そもそもタイトルをまちがえるなよ。しかも

  加えて最近の北川は評判がイマイチ

なんだと、なにがあった? なにがバレた? サンマの塩焼きを一口で食っちゃったか。

  禁煙したという情報が流れ、世界禁煙デーの5月にタバコ問題首都圏協議会から表彰されかけてた。

  ところが実はまだ吸っていると告白。お流れになりこれでミソをつけた

ワハハ、ざまあ。ありがとう、北川景子。喫煙者を代表して礼を言う。そんなことで北川景子を御輿に乗せて欲しくない。表彰して欲しくない。こうなったらJTが北川景子を表彰するのだ。

  50円値上がりしても吸い続けます。スモーキング・クリーン

と宣言すれば民主党も喜ぶ