これはそういうことなんだと思う。

一昨日の記事、カップ麺のコーナーで唯一、在庫があったのはなにか?
     
調べてきた。さきに断わっておくが、これだけが売れ残っているとは限らない。我が家のガソリンやトイレットペーパーのように、たまたま地震の前に大量入荷をしたので在庫がたくさんあり、棚からなくなるとすぐに補充をしている。その結果、このスーパーでのこの1週間の売り上げは断トツの一位! という可能性もあるよ。
     
商品は「マルちゃん 黒い豚カレー」でした。とくにこれだけが売れ残る理由はないでしょ。買い占めをしてるのが老人だとしたら、たしかにこの製品は避けるかもしれない。高齢者の口には合わなそうだ。ちなみにメーカーは違うが「キムチ カレーうどん」も在庫がたくさんあった。
きょうはだいぶ商品が並んだ。食パンは大量にある。豆腐も出てきた。トイレットペーパーもお一人様一個ながら在庫がある。あいかわらず無いのが、納豆、乳製品、米。納豆は大手の工場が操業を停止しているとテレビでやってた。乳製品も北関東や東北の工場が止まっているのではないか。牛乳はいまでも品薄で、どの店もひとつの銘柄だけをお一人様一本の状態。牛乳じたいの生産は減ってないが、紙パックを作っている工場が止まっているとテレビでやってた。北海道の牧場も買い手がつかなくてたいへんなはずだ。米がないのはよくわからない。収穫は昨年の秋に終わっている。精米工場が止まっているのだろうか。そういえば、米を買いすぎたので返品したいという人がどこかでいたらしい。すぐに逮捕して3号機の黒煙の原因を調べに建物に入ってもらおう。それ以外に罪滅ぼしの方法はない。
欠品もさることながら、どの店も節電のためところどころ照明を消しているので店内が暗い。地下鉄の構内も短いエスカレータは止まっている。家庭や店舗やオフィスで節電をする。電車の本数が少ない。2日に1回くらい停電がある。不便だなあと思いながらも、いまだ発見されてない人、弔われてない死者、30万人という中規模都市一つ分の避難者に思いを寄せるとこのくらいの不便は我慢しようと思う。うーん、この感覚はなにかに似てる。昔からあった茶断ち・塩断ち。最近では子どもの合格祈願のために親がやるビール断ち、コーヒー断ち。そうか、これは電気断ちなんだ。政府が節電しろと言うからするんじゃない。東電がご協力お願いしますと頼んでいるからするんじゃない。0311を境に命やいままでの生活を絶たれた東日本の同胞のために、運良く無傷だった首都圏の住民たち全員で行なう電気断ちなんだ。そう思えば腹も立たない。明日が市川の第2グループ、午後から停電です...