北川景子「大女優への道」

みんな、先週の「LADY」は見たか。てっきりユースケと北川景子の父親の関係かと思ったら違ったよ。これって単なるミスディレクションだったの?
【先週の残念1】

  目を閉じて5年前の記憶を呼び戻そうとする目撃者の女性。

     

  銃声の前にバットが投げ捨てられていればユースケの無実が証明できるかもしれない。

     

  景子「バットを投げ捨てる音は聞こえませんでしたか?

     拳銃の前にバットの音が聞こえていたら柘植さん(ユースケ)は撃っていないことになる。

     大事なことなんです。思い出してください」

  女性「.....聞こえました...」

  景子「いつですか?」

  女性「拳銃の音のする前」

ちょっ、ここまで誘導して出てきた記憶なんか当てにならないでしょ。ここはうしろのシーンと入れ替えればいいのに。

  女性「.....聞こえました...」

  景子「いつですか?」

  女性「拳銃の音のする前」

  景子「ひっかかりましたね」

  女性「え?」

  景子「あなたがいた部屋では上の階の物音は聞こえないんです。さっき確かめてきました」

この女性を守ろうとするユースケの心情を理解しながらも、ユースケを守るためにこの女性を疑う北川景子たちの葛藤に力点を置けばよかったのに。

【先週の残念2】
その後のシーン。

     

  現場で叫んでみる

     

  バットを投げ捨ててみる

     

  銃声の代わりにドラム缶を叩いてみる

     

  その音が聞こえないか目撃者がいた部屋で耳をすましてみる

     

  木村「もしもし、柘植さんのプロファイリングが完成しました」

もしも〜し! それ、プロファイリングじゃないから。ふつうの捜査だから。このドラマ、北川景子たちをプロファイラーにしないで刑事をバックアップするミッションを持った架空の組織にした方がよかったんじゃないかな。それでもこのドラマが北川景子の過去の作品でもっとも出来がよいのはまちがいないよ。最後のユースケが「俺だ、俺が撃った。手錠を外せ」と言うところなんか良かったよね。私は泣けたよ。
【先週の名場面】
     
薄いブラウスの上に薄いカーディガン。そしてこの身体の向き。それなのにこの扁平さ。なにか痛々しくさえあるこの扁平度合いが北川景子萌え要素だ。ファッションモデルから女優へ。いまや映画とテレビで大活躍、雑誌の表紙の顔としても定番。好きな女優、なりたい顔、あらゆるランキングの常連で男性だけでなく女性のファンも多い。しかも有名大学を卒業し、その教養は会話や文章の節々に現われる。それなのに本人はいつもマイペースで媚びない・飾らない・なびかない、そのブレなさがさらにファンを惹き付けてやまない。だけど

  胸が無い

全部がそろっていたら嫉妬や憎悪の対象になる。だが、胸だけどこかに忘れてきた北川景子。胸が無い女性に勇気を与え、胸だけはある女性には優越感を与える。これもまた北川景子の魅力なのだ。
【先週の努力】
     
北川景子のこういう場面での表情とかセリフは本当にうまい。もうデカ○ンコなんかとは次元が違うと思う。逆にホームドラマやラブコメディでは生きない女優なんだよな。今度の映画はだいじょうぶなのか