NHK 経営委員長チグハグ対応 責任追及の声
NHK会長人事が混乱を極めている。
最有力だった慶応義塾前塾長、安西祐一郎氏(64)は、「拒絶」という強い調子で就任を辞退。
会長選びは白紙となった。経営委員会(委員長・小丸成洋福山通運社長)の「最重要課題」への取り組みのまずさが
混乱の原因と見られ、小丸委員長の責任を追及する声も上がっている。
NHKの人事はわかったけど、それに対する私の話がわからないでしょ。まあ、つづきを読んでよ。
福地茂雄会長(76)は08年1月、不祥事への対応から組織改革には外部人材の登用が必要との経営委の意向で、
20年ぶりに外部のアサヒビール相談役から就任。
今回も外部からの登用を模索したが、選任にあたって除外すべき職種を定めた放送法の欠格事項の緩和も、
ねじれ国会で成立に至らず、選択が狭まった。 期限が迫る中、小丸委員長の対応のまずさが、事態をさらに悪化させた。
福地会長は昨秋、就任当初から後継者とみなしてきた現職幹部を小丸委員長に推薦。
しかし小丸委員長はこれを無視し、経営委に諮りもしなかった。
就任直後に国会対応を控える1月の交代を避け、予算審議終了の3月末まで任期を延ばす提案も蹴った。
小丸委員長は昨年11月9日の経営委後の記者向けブリーフィングで「会長は続投されると確信」などと発言。
直前の4日の記者会見で福地会長が1期退任を表明したにもかかわらず、ちぐはぐな対応が目立った。
結局、福地会長は正式に続投を固辞。
1月6日の記者会見では「会長の後任選びに現職の意向が反映されないのはおかしい」と述べ、
小丸委員長への批判とも受け止められた。 昨年12月21日の経営委で、安西氏ら外部3氏の名前が挙がった。
委員長が推薦し、最も推薦者の多かった安西氏に打診して内諾を得たが、その後安西氏に関する報道が週刊誌などで相次いだ。
そろそろきょうのお話の趣旨がわかったかな。もう少し読んでね。
経営委は今月5日、東京都内のホテルで非公式会合を開催。
関係者によると、安西氏の資質に関する疑念の一方で、「十分調べたうえで推薦すべきでは」などと、
小丸委員長の運営方法に批判の声も上がったという。
◇NHK経営委員会のメンバー(敬称略)
委員長=小丸成洋・福山通運社長、04年6月〜経営委員(08年12月〜委員長)
▽委員長職務代行者=安田喜憲・国際日本文化研究センター教授、09年3月〜経営委員(10年6月〜職務代行)
▽委員=石島辰太郎・産業技術大学院大学長、09年3月〜▽委員=石原進・九州旅客鉄道会長、10年12月〜
▽委員=井原理代 香川大名誉教授、07年12月〜(09年4月〜常勤)
▽委員=大滝精一・東北大大学院経済学研究科教授、07年12月〜
▽委員=勝又英子・日本国際交流センター常務理事、09年3月〜
▽委員=北原健児・日本民間放送連盟元専務理事、10年6月〜
▽委員=倉田真由美・漫画家