たとえばこんなニュース*1。
野球部の保護者ら、無断でグラウンドの芝生剥ぐ
大阪府岸和田市立春木中学校(高間裕博校長)で、同校野球部員の保護者らが、「練習に差し障りがある」として、
グラウンドの芝生約3000平方メートルを無断で剥がしていたことがわかった。
(中略)
高間校長は今月5日、保護者らの行為を目撃した野球部顧問の教諭から連絡を受けて芝生が剥がされたことを知ったという。
高間校長は「公共施設を許可なく、壊すことは決して許されない行為」と強調するが、刑事告訴はしない方針で、
原状回復を求めるという。ただ、業者に修復を依頼した場合、3000万円以上かかるとみられ、
保護者側と対応を協議していく。
もう協議しないでいいから3000万円出させなよ。うっかり何かを壊してしまうということは私も経験がある。あと、思わずカッとなって殴ったことはないが暴言を吐いたことはある。だが、芝生3000平方メートルをぜんぶ剥がすにはそれなりの時間がかかったはず。だから頭に血が上って思わず、というのは言い訳にならない。この保護者たちは自分たちにはそうする権利があると思ったのだろう。電車の中で音がだだ漏れで音楽を聴く権利。自分の子どもを主役にしろと学校にどなりこむ権利。タクシーで行ってもまにあうのに救急車を呼ぶ権利。給食費を払わずに食べる権利。自分の権利を自分で勝手に決めるな。国民が持っている権利は、誰にも迷惑をかけずにささやかに暮らすことだけだ。
つぎにムカついたのがこのニュース*2。
【紅白歌合戦】メドレー8組で過去最多 NHKが曲目発表
NHKは21日、大みそかの「NHK紅白歌合戦」で歌われる曲目を発表した。
例年よりメドレー曲が多いのが特徴で、倖田來未、和田アキ子、嵐、加山雄三ら過去最多の8組が歌う。
NHKは「歌が持つ『人と人をつなぐ』力をもう一度見つめたい」としている。
嵐はいいとして、残りの人のメドレーなんか聞きたくないやい。だいたい、和田アキ子が紅白に出る意味がわからん。どの年代に支持されているの? それなら太田裕美を出せよ*3。ここまでしないと間が持たないなら生物係のミニライブでいいじゃん。もう完全に紅白歌合戦ではなくなってしまうが。
最後はこれ*4。
東京アニメフェアは開催困難=事務局の日本動画協会が声明
主要漫画出版10社が来年3月の「東京国際アニメフェア2011」への参加拒否を表明した問題で、
同フェアの事務局を務める日本動画協会は21日、
「このままの状況では実質的に実行不可能な事態になる」と憂慮する声明を発表した。
声明は、東京都の漫画・アニメ規制強化に抗議する10社の姿勢を支持する一方で、
「大幅な出展撤回が避けられず、これまでのようなクオリティーを保つことが極めて困難」としている。
同協会の両角孝保専務理事によると、ボイコットにより同フェアの出展数は
当初の約650ブースから3分の2程度に減る見通し。
コミック10社のうち角川書店と集英社は、自社刊行の漫画を原作とするアニメ作品についても、
出展しないようアニメ会社などに働き掛けているという。
もうこの問題は語り尽くされているから多くは言わん。思想はわからないでもない。だが有害図書の明確な定義などできないのだ。定義できないものに法令を作ってはいかん。怪しい奴はただちに隔離せよ。こんな法律があったら市民の安全はたしかに守られるだろう。だが怪しい奴の定義ができないだろう。どんな定義をしても私がその中に入る。それを法制化してはいかんということだ*5。だが、この東京都はこのままでよい。それでも東京アニメフェアは大手出版社ともども開催できる。この東京アニメフェアを千葉県でやればよいのだ。これを見てくれ。