羽のない扇風機を勉強しよう

妙に食いつく人が多かった羽のない扇風機。もう一度じっくり華子様2号の説明を聞いてみよう。

     

  華子「この家電、なんだかわかりますか〜」

えーと、「針のない時計!」とボケてみる必要もなく先週からわかってるね。

     

  華子「これは扇風機なんです! 不思議〜羽がないのに風が来る〜」

あなたの顔の変わり方のがよほど不思議です。北川景子安座間美優だとキャプを取るために再生を停止する位置を見つけるのにすごく苦労をする。それに比べて華子様はどこで止めてベストショットだったのに、華子様2号になってから苦労をするようになってしまいました。ああ、なんであんなことを。私はわかりません。これのどこが不満なんですか。
     
胸ではなくて目。歯ではなくて目。胸や歯は許せても目を許せない華子様がわかりません。ゴルゴ13に向かって射殺の件はなにも言わないのにタバコのポイ捨てを注意するみたいな。いや、ゴルゴ13だと怖くてポイ捨てくらいしか注意できないか。ゴルゴ13は自分のポリシー以外はけっこういい人だからポイ捨てを注意すると「あ、すみません」と吸い殻を拾うような気がする。きょうの話題は華子様やゴルゴ13ではなくて羽のない扇風機だ。
実はこの扇風機、イオン推進エンジンとかそんな大それた物ではなく、空気を吸い込んで穴から出しているだけなのである。
      下の部分から空気を吸い込む
      細い隙間から風が出る
ようするにただの送風機だ。ただしリングの形状に秘密があって、奥の方のリング全周から空気を出すと背面の空気を巻き込んで15倍の風になるらしい。
     
飛行機の翼に付いているエンジンがこれと同じ原理で、エンジンが吸い込んでいる空気の数十倍の風を羽に当てて浮力を得ていると聞いたことがある。というわけで、宇宙規模の話になるはずが航空力学の話にまとまってしまったが画期的な技術であるには違いない。
だが私はこの扇風機に2つの難点を感じる。販売元のダイソンのサイトを見るとキャッチコピーが「羽根がないから、ムラのないスムーズな風」と書いてあるが、日本のメーカーは自然の風に近いムラのある風を追求している。このあたり、自然の中に神を感じ自然とともに生きてきた日本人の感性に合うのかどうか。あとはなんと言っても価格。37,000円くらいらしいが、工事費を別にすると安いエアコンとかぶってくる。高温多湿の日本の風土、この金額を出すなら除湿ができるエアコンの方が良くないか?
     
写真は、羽根のない扇風機にあたって涼んでいる人。あんた誰?...○| ̄L...