ハリウッド映画に明日はあるのか

恒例の金曜日の夜のレイトショー。実は恒例のというほど行けてないのだよ。「風が強く吹いている」*1を見に行きたかったんだけど、よほど人気が無いのか早い回の上映のみでレイトショーなし。しかたないので「スペル」を見たよ。つまんねえ〜。「エクソシスト以来の衝撃!」がうたい文句だったのに。ホラー映画はタイプかあって

  1.怖い映画

  2.気持ち悪いものが出てくる映画

  3.怖い人が出る映画

  4.びっくりさせる映画

これは4だね。ストーリー自体にはまったく怖さが無い。2は俗に言うスプラッタムービーというやつ。「死霊のはらわた」みたいなのね。3は2作目以降の「13日の金曜日」や「エルム街の悪夢」とかね。こうしてみると1に該当する映画は意外と無いんだよね。少なくとも外国映画では思いつかない。「オーメン」の1作目が比較的に良い線を行っていた。日本映画なら以前に記事にした「CURE」や、ホラー映画ではないが「震える舌」は怖かった。
この夏に見た「ターミネータ4」「G.I.ジョー」「X-MEN ZERO」はとにかく筋が無いのよ*2。あと主人公に魅力が無いので感情移入ができない。ターミネーター4なんかどの人が主人公かわからないかったからね。だから映画館を一歩出ると何も残ってない。その意味では「真夏のオリオン」なんかは印象が深かったよ。
あ、そうそう、沢井美優推薦の「カイジ」も行ったよ。この映画のいちばんの問題点は主役の藤原某に比べて、脇役の天海祐希が存在感ありすぎ、オーラーが眩しすぎ。クライマックスの勝負のシーンでも、画面中央の藤原某より、フレームの隅に入っている天海祐希のが目立ってしまう。これはミスキャストだなあ。てか、もっとがんばれよ藤原某

*1:http://d.hatena.ne.jp/M14/20080404

*2:そういう映画ばかり見に行くからだろう