セフティちゃん

先日、運転免許の住所を変更するために警察署に行ったんだよ。って、別に引っ越したわけではない。免許証の原簿の住所がまちがっていたのが、数ヶ月前に免許の更新をしたときに発覚した。5年前、いまのところに引っ越したとき同じ警察署で住所の変更の手続きをした。そのときに記入する用紙に、私がまちがった住所を書いてしまったのだね。警察の人も、それと住民票の住所が違うのを気がつかなかった。そして警察の人が免許証の裏側に新しい住所を書くときは、用紙ではなくて住民票を見ながら書いたので問題なし。つまり、免許証そのものは正しい住所、向こうに保管されている原簿には誤った住所という事態になった。更新の手続きのときは古い免許証に記載されている住所ではなく、原簿の住所で作る。そっちがまちがっていたので、「いったんかこれで作るので、後から住所の変更の手続きをしてください」となったわけだ。クレジットカードを作ったり、なにかの会員証を作るときは、いつも持ち歩いている免許証が世話なしでしょ。ところが免許証の住所がまちがっていると、自分の住所の証明にならないという意外に不便な状態に陥るわけだ。
警察署に行って手続きが終わるのを待っている間、回りを見ていたら不気味なものが目に飛び込んだ。自動車の自賠責保険の自転車版だ。私の家の近所、車よりもはるかに自転車が問題だよ。無灯火なんかあたりまえ。赤信号で交差点は突っ切る、青信号で歩行者が渡り出すと横から自転車が突っ込んでくる。自分が車に衝突するのはかまわないが、歩行者を怪我させたらどうするんだろうといつも思ってた。なるほど、自転車用の保険があるのね。でも、あの人たちは絶対にこんな保険に入らないよ。
     
この保険のイメージキャラクターが「セフティちゃん」。てっきり自転車の事故で眉間に怪我をして血を流しているのかと思った。よく見たら目が車輪、鼻がペダルのところ、フレームの模様がおでこに描いてあるのね。でもだめだろ。これ、どう見ても動脈に見えるよ。しかも小さい口がなんとなく半笑いに見える。こえええよ。シュールすぎるだろ。「悪いことはいわないから、保険に入った方がいいよぉ〜〜〜」と脅しているように見える。このパンフレットを開くと、名前は無いがセフティちゃんの男の子版がいた。
     
静脈か